「死に方」が教えてくれる、「幸せな生き方」とは?

少々、更新が久々になってしまいましたが、
夏川が編集協力した本を1冊、
紹介させていただきます。

一流の死に方
(講談社、1512円)

という本。著者は、
井上裕之さん……という先生で、
本職は歯医者さんです。
医学界を変えたい、ひいては日本

を変えたい
……という大きな理想で、
自己啓発書をずっと
書き続けていらっしゃるので、
「本を読んだことがある!」
という方も多いでしょう。

本書のコンセプトは明確で、
ジョブズ、吉田松陰、ドラッカー、本田宗一郎、
クリスチャン・ディオール、ダイアナ妃、
アインシュタイン、黒澤明、ディズニー、
ジョン・レノン、マンデラ、坂本龍馬

……などなど。

じつに54人の「人生最期の瞬間」を取り上げています。

でもこれが皆々、実に素晴らしい。
たとえばウォルト・ディズニーの
病床で述べた最期の言葉って、
知っていますか?

「さぞ人を感動させるような、
格好いい言葉を言ったんじゃないか?」
「周りの人に感謝を伝える、
優しい言葉を投げかけたんじゃないか?」

そう思ったら、大ハズレ。
一流の最期は、私たちの予想を
はるかに凌駕します。

「南北に貫く道をつくってね。
それから両側に建物を建てようよ。ディズニーランドの場所は、
一番奥がいいな!」

後にフロリダにできる
「ディズニーワールド」ですが、
今にも命が燃え尽きそうな瞬間です。
こともあろうに彼は、
新しいプロジェクトのアイデアについて、
目を輝かせながら、ワクワクして
お兄さんに語っているんですね。

どんな幸せな言葉を語るより、
最期まで夢に邁進した状態で旅立っていく……。
考えてみたら人にとって、
これは一番幸せな生き方であり、
満足できる
「一流の死に方」なんだなという
気がしてしまいます。

こんなふうに本書は、
成功哲学の大家ともいえる井上先生が、
多くの死を題材に
「生き方のヒント」を
私たちに教えてくれます。

「情熱」「使命」「勇気」「共感」
「貢献」「好奇心」「品格」……と、
カテゴリー分けされ、非常に勉強になる本。

それに本書を読むと、世間で「一流」と言われる人が、
あらためて「憧れの存在」と
心の中に置いておけるようになります。
みんな「ステキ」だし、「カッコイイ」し、
最期の瞬間まで「美しい」んですね。

感動させます!おススメの本ですよ。

51sPP

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