夏川の振り返り1〜『会社を踏み台にして昇る人』

これまで書いてきた本の振り返り。

それによって新しい可能性が追求できれば

素晴らしいですね。

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まずはデビュー作の

『会社を踏み台にして昇る人踏み台にして終わる人』です。

2004年の出版ですから、

もう17年……というか、まだ20年に満たなかったんです。

処女作としてはまずまずの重版した売上。

ただ時代の流れで、版元はすでになくなってしまいました。

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本書はようするに、会社をうまく利用して、

自立していく体制を整えよう……という話。

考えてみれば独立したとき、私が持っていたあらゆる技術も、

クライアントさんたちも、

渡り歩いた3つの会社で培ってきたもの。

それどころか会社時代の内職の延長で私は独立しているわけです。

そのノウハウを若き日の私が詳細に語っているわけですね。

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ただ時代は変わり、この十数年で求められてきたのは、

会社の外にあるビジネススキルでした。

コミュニケーション力、企画力、

マーケティング力、リーダーシップなどなど、

あらゆる会社が、「その会社にないもの」を求めるようになった、

それだけ「会社」というものの力が弱くなったのでしょうね。

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ただ、現在はどうでしょうか?

じつはコロナ禍において、「会社員」という立場ほど

有利なポジションはないと思います。

もちろん、その会社が傾きかけていたら別でしょうが、

お金の心配をすることなく、テレワークで余裕を持って

さまざまな試みを実践できる。

そう、いまどこの会社も急遽、いままで未知だったスキルを

発揮できる人を必要にしているわけです。

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それは、お客さんに会わずにしてプレゼンや商談ができたり。

テレワークの不便な環境で、

人を組織したり、モチベーションを高めたり。

会社に対して「こうしよう」「これをするべきじゃないか」と、

コロナ不況を打開するアイデアを

さまざまに提案できるような能力……になります。

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すべては思考錯誤、でも「実験できる場」といったら、

会社を利用するのが一番なんです。

これほどのチャンスはありませんよね。

そして、アフターコロナとなったら、

すべての会社が求める能力や実績を積んでいることになるかもしれない。

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それこそSNSでも何でも利用し、

たくさんの人を巻き込んで会社に新しい旋風を引き起こせばいい。

私は経営者になっているのが、いまは残念に思いますよね。

そんな余裕はない状況ですから(苦笑)

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いまだからできる会社をステップにする可能性。

なるほど、この本で述べた考え方は、

これからより生きる時代になりそうですね。