夏川の振り返り8〜『見えない壁』

過去の本の振り返り、8冊目の本は

『見えない壁』というものです。

いまはなくなっている

「Nanaブックス」という出版社から出ている本。

じつは重版がかかるヒットにもなりました。

本書のテーマは、タイトル通り。

「壁を突破する」というものです。

「仕事ができる人にならなければいけない」

「自分らしさを見つけなければならない」

「もっと強くならなければならない」

「人に好かれなければならない」

「コミュニケーションが上手くならなければいけない」

「目標をしっかり作らないといけない」

「がんばらなければいけない」……という、

「固定観念」を打ち壊そうという本。

よくこれらを「固定観念」と言い切ったな、と。

当時の私もえらく挑戦的だったものです。

 ☆

ただ、いまでもこれらに縛られているばっかりに、

「結果が出せない」とか、

「自分らしさが失われる」とか、

「仕事が面白くない」という

根本的な悩みを抱いている方は案外と多いでしょう。

決して古くなっているテーマではありませんね。

 ☆

「仕事が面白くない」と言いましたが、

じつはこの「7つの壁を突破する」というテーマ。

1年前くらいに出ている『仕事を面白くしたいときに読む本』

と同じものです。

同じ構成から出発したものですが、

前者は「仕事を面白くする」という

目的のほうに焦点を当てて企画変更したのに対し、

こちらは当初の「仕事の壁を突破する」というテーマで

そのまま当初の企画どおりで新しい本を執筆したわけです。

当然ながら事例はすべて変更し、

両者はまったく違う本になっていますが、

売上がどうだったかといえば、出版的にはこちらが成功でした。

 ☆

「うまくいく人の考え方は、どこが違うのか?」

などというオビ文句もありますが、

「こうすれば売れる」という前例なんて無視して、

当初の方針からブレずに突っ切ったほうがいい……。

出版では何度も経験していますが、

じつは最初の発想が、

いちばん正しい発想だったということはよくありますね。