日別アーカイブ: 2021/07/11

「死者に捧げられる花」の正体

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生け垣の中で、ひときわ目立って咲いている

白い花。ユリの花ですね。

白いのだけでなく、

自然に咲くオレンジ色のものも、

このところ多く咲いています。

ちょうどシーズンなのでしょうか。

 

ただ、この場所はお寺の境内。

ユリの花には、お墓だったり、お葬儀だったりと、

なんとなく「死」を連想させるイメージがあります。

 

じつはそのイメージ、西洋からのものなんですね。

 

もともと香りの強いユリの花は、

死臭をごまかすため、葬儀に使われたそうです。

そしてキリストを弔う際にも使われたため。

西洋では遺体に添える花として

定着していきます。

 

「清廉」とか「純潔」などの意味で使用されるのも、

そうした神聖な場で

用いられることが多かったことからでしょう。

 

でも、東洋では一体どうなのでしょう?

 

「百合」と書く、この花。

「百回、合わせる」の意味は

よくわからなかったのですが、

そもそもこの言葉が指すものは「薬」なんですね。

 

お正月にそういえば「ゆり根」を食べますが、

漢方ではポピュラーな万能薬。

これを「百合(ひゃくごう)という

名前で呼んでいたんですね。

 

その百合が、よく効く病として言われたのは

「百合病」というもの。

これ、現代でいう「うつ」のようです。

 

調べると本当に「ゆり根」には、

抗ストレスの効果もあるのだとか。

なるほど西洋では死者を

東洋では生者を癒していた花が

このユリだったわけです。

 

神聖な花として、大切にしましょう!

 

[公私混同の時間]