江戸を荒らした化けタヌキ

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昨日はアメリカンクラブの話をしましたが、

この不思議な噴水があるのは、その近く。

「狸穴(まみあな)公園」という場所です。

小さい公園ですが、こうしたオブジェの他に

立派な鳥居のある、

お稲荷さんが作られています。

「狸穴稲荷大明神」という神社ですね。

 

「まみあな」というのは

知っている人は知っているでしょう。

 

アメリカンクラブやロシア大使館のある

「小高い丘=麻布台」から麻布十番に下りる坂。

大都会のイメージと相反し、

「狸穴坂=まみあなざか」

と呼ばれています。

こんなところに「たぬきの穴」?

 

「タヌキ」あるいは、

アナグマという説もありますが、

なんでも江戸時代に

ここには大きな穴があり、

古狸が住んでいたとのことなんですね。

 

この古狸、

武家の女性がこのうえなく好きで、

化けては江戸の奥様をたぶらかそうとしたとか。

大奥にまでも出没したと言います。

 

そこで3代将軍家光は、

この穴を調査して、タヌキをとらえようとした

……なんていう伝承が残っています。

 

いまやその坂も、

高級そうな大きなマンションが立ち並ぶ、

ずいぶんとセレブな区域になっています。

 

ただ坂の下に下りたところには

この公園がつくられ、

江戸を荒らした化け物も

タヌキなのになぜか

「お稲荷さん」として、

今は祀られているようですね。

 

ものものしい坂の上とは違って、

こちらは非常に閑静な場所。

近くには「賢者の会」で何度か利用した

「飯倉いきいきプラザ」もあります。

 

麻布十番の駅から数分なので、

近くにきたときに時間があれば

寄って見るのもいいかもしれません。

 

[仕事ができる人の歴史入門]