日別アーカイブ: 2021/08/06

グラッチェ、マキャベリ。お陰さまで3刷りになりました!

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夏川が現代語訳した古典、

マキャベリの「君主論」』(ウェッジ刊)

が重版になりました。

コロナ禍でも地味に売れて3刷ですね。

本当にありがとうございます!!

 

何より、この暗い時代に、

決して心暖かくはしてくれない。

この究極のリーダー本質論を読もうという

皆さんの知識欲には本当に頭が下がります。

素晴らしい!

 

いま、マキャベリ、

たぶん重要なんだと思います。

 

ニッコロ・マキャベリが生きた15世紀イタリアと、

現代の日本、共通点があります。

「脅威にさらされている」ということです。

感染症が広がっている現在は、確かにそうですね。

 

マキャベリの時代の時代のイタリアは、

もちろんペストなどの危険もありましたが、

フランスやスペイン、あるいはトルコなど

大国に囲まれていたわけです。

 

小さな国の集団だったイタリアに、

いつ他国の軍勢が押し寄せるかわからない。

当時の感覚では、ウィルスの脅威にさらされているのと

同じようなことだったでしょう。

 

マキャベリさんは、本質論者です。

ですから正義の味方になって、

民衆を守ってあげなさい……といった

理想論など一切語りません。

 

弱い国の君主に、

そんなことができるわけもないんです。

見えないコロナを相手にしている

現代のリーダーもそうでしょう。

 

ただ、

「俺に任せておけ、何とかするから!」

という安心感は、

つねに民衆に与えておきなさい、

と説くわけです。

本当は守る力がなくても、

守れそうな雰囲気はずっと出していなさい!

ということですね。

 

でないと、民衆は裏切るんです。

他国と協力したり、反乱を企てたり、

デマを流したり。

1人の反逆者の行為はまたたくまに伝染するし、

それを止められないリーダーへの信用は

どんどん落ちていってしまいます。

 

そう考えると、まさに日本政府も

マキャベリから学ばなければならなことは

盛りだくさん。

といって、それが国民にトクかは

議論が難しいのですが、

感染症対策のほかにも

安心対策としてやるべきことはたくさんある

ということでしょう。

 

もちろん会社のリーダーにしても

リスク管理は同様でしょう。

頼れるリーダーの差は、

コロナ後にはっきり表れます。

ぜひ休みの期間に読んでほしいですね。

 

[夏川賀央の「古典学のススメ」]