ハンデを武器にするミュージシャンたちのすごさ

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少し前に戻り、「東京パラリンピック」の閉会式です。

次回のパリへ引き継ぐ儀式のあと、

映像は切り替わり、エッフェル塔前へ。

 

そこで「みなさん、こんにちは!

私がこの場を盛り上げていきます。目を使って!」

というメッセージとともに、始まったのは

「コーンさん」という

ALSのミュージシャンの演奏でした。

 

ALS(筋萎縮性側索硬化症)というのは、

全身の筋肉が動かなくなっていく大病。

コーンさんも車椅子の上で、

目より下の部位は動かせないのですが、

「目の動きで音を操作するコンピュータソフト」を使って

作曲や演奏を行なうわけです。

 

さすがフランスの演出で、

かなり格好よかったですよね。

 

じつはALSのミュージシャンは世界に何人かいて、

忘れてはいけないのは、今回の東京パラリンピック。

開会前のセレモニーにも、開会式にも

日本人のミュージシャンが登場しています。

コロナで控えめになってしまったのが、少々、残念でした。

 

その方、武藤将胤(まさたね)さん、

という方。

2014年、27歳のときにALSを診断され、

身体は徐々に機能低下。

2020年には気道の手術で声も失いました。

 

しかし、そもそも広告会社で働いていた

プロデューサーであり、音楽家だったこともあり、

眼球の動きだけで音声と映像を作成するソフトを

自ら開発。

「WITH ALS」という団体をつくって

さまざまなALS支援活動を

行なうようになっているんですね。

 

武藤さんについては、

こちらTBSがアップしている動画でも

知ることができます!

 

にしても、

「体が動かなくなる、声も出せなくなる」なんていう

想像できないほどの辛い状況下で、

よくそんな切り替えができるなと、誰でもが思うでしょう。

 

もちろん辛さはあったでしょう。

ただ多くのALS患者さんは、

最終的には死を迎えることも多い。

そう考えたとき、「残された時間」を

何より大切にしようと考えたそうです。

 

「落ち込んでいる時間はもったいない。

ALSの未来や社会を明るくするアイデアを

形にしていくことに自分の時間を費やしていこう」

 

そんなふうに人生をとらえ、

過酷な状況と戦い続けている人が大勢いることを

私たちは頭に入れておかなければいけません。

 

本当に些細なことで、

落ち込んだり凹んだりしている場合では

ありませんよねぇ。

 

[Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]