科学と平和がウィルスに打ち勝つ日

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9月の終わりを前にして、

「緊急事態宣言」をどのように解除するかが、

目下の議論になっています。

 

東京の新規感染者は、今日は200人台。

まだ予断はゆるしませんが、

猛威を振るったデルタ株も、

ずいぶん収束してきたようです。

 

そんな9月28日、今日は

「細菌学の父」の1人とされる

ルイ・パスツールさんの命日だそうです。

19世紀を生きたフランスの科学者で、

「炭疽菌」やウィルス由来となる「狂犬病」の

ワクチンを開発した人物です。

 

ただ、意外なことに、

彼は「お医者さん」ではなかったのですね。

もともとは皮の「なめし職人」の家に生まれ、

やがて学問の道を志した人間でした。

 

ワインの腐敗や、

蚕の伝染病を防ごうとする研究の中から、

細菌やウィルスについての

専門家になっていったそうです。

 

ですからワクチンを、

人間に対して実験的に用いることには

かなり慎重であったとか。

 

じつは科学者として知名度を得たパスツールでしたが、

2人の子どもを感染症で失っているし、

自身は40代で半身不随になったりと、

あまり幸福な人生を送ったわけではありません。

 

それでも金銭や名誉といった欲を優先とした

仕事はしないと、

かなり一貫した姿勢を貫いていたそうですね。

現在のウィルス研究が、

人体実験を繰り返した科学者でなく、

彼のような慎重論の科学者を継承していることは

特筆すべきでしょう。

 

それでも致死率の高い狂犬病を研究していた

彼のもとには、

「ダメモトでもいいからウィルス投与をしてほしい」

という患者さんが集まることになります。

 

結果、人々を救うために

現在の「パスツール研究所」が創設されたそうです。

 

ヨーロッパで多くの人々を救ってきたこの施設、

第2次大戦下でフランスが

ドイツに占領されたときも、

ドイツの医療者たちの努力で保護されていたといいます。

 

「科学と平和が

無知と戦争に勝利することを

私は確信している」

 

「コロナ」という言葉に

私たちが翻弄される日々も、

あと少しか?

そのためにちょっとの踏ん張りが必要というならば、

いまはあえて耐えることも

受け入れましょう。

 

[Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]