日別アーカイブ: 2021/10/03

「動物の日」とキリスト教の偉大な聖人

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本日10月4日は、

「世界動物の日」なんだそうです。

動物たちを保護しよう……という日ですね。

 

動物好きの私には、とても素晴らしい日かも。

でも、一体どうしてかといえば、

聖フランチェスコさん、という方の記念日だから

ということだそうです。

どう関係しているのか?

日本ではあまりお馴染みでないですよね。

 

聖フランチェスコさんは、

「アッシジのフランチェスコ」とも呼ばれる、

非常に有名なキリスト教の聖人です。

 

12世紀〜13世紀を生き、

「聖フランチェスコ会(小さき兄弟団)」

という修道会を設立した方。

 

当時は十字軍も始まり、教皇や教会が

ヨーロッパで絶大な権力を握っていた頃。

民衆の苦しみをそっちのけで贅沢をする

聖職者たちに反発し、

フランチェスコは「清貧と禁欲」の教えを説き、

キリストに倣って、

ほとんど裸同然で暮らすような新教団を

設立します。

原点に帰ろう……としたわけですね。

 

しかし活動が公式に認められ、

全国から賛同者がやってくると、

この教団自体の力も大きくなります。

やがて「教会をつくろう」とか。

「蔵書を集めよう」なんて話になってくる。

 

「それは自分の考えたことではない!」と、

厳格だった彼は自分がつくった教団を離れ、

森の中で隠遁することにします。

 

そこでフランチェスコは、

人間のみでなく、

自然の中でさまざまな動物たちに

説教をしたと言われるわけです。

鳥たちが有名ですが、

ほかにもオオカミとか、ウサギや魚、

セミやコオロギまで……。

そんなふうに彼が動物たちを愛したことが、

自然保護の日にもつながったんですね。

 

10月3日が彼の命日ですが、

その後、体には

「十字架の印」が現れたと言われます。

 

いずれにしろ、彼の影響で

キリスト教からは

多くの修道会が派生していくことになりました。

日本に布教したイエズス会などが、その代表。

歴史に与えた影響は大きいものでした。

 

なお、知人である

音楽史の専門家、加藤浩子さんが、

「ONTOMO」というウェブマガジンで、

フランチェスコさんのことを書いていました。

こちらになります!

https://ontomo-mag.com/article/column/francesco-d-assisi-202104/

[仕事ができる人の歴史入門]