日別アーカイブ: 2021/10/05

地球温暖化をそもそも提唱した1人が日本人だったなんて……

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

 

二酸化炭素による「地球温暖化」の未来を予測する

「気候モデル」の解明で、

プリンストン大学の真鍋淑郎博士ら、

3人の科学者がノーベル物理学賞を受賞しました。

 

何より驚いたのは、

「CO2削減」とか「地球温暖化」といえば、

日本がどちらかといえば、

あまり言ってほしくない問題。

再生可能エネルギーの利用にも、火力発電の削減にも、

私たちの国は遅れをとっています。

 

10年くらい前になりますか。

「地球温暖化なんてない」という説を書いた本が、

ベストセラーになっていたこともありましたね。

 

ところが、じつはそもそも

「地球温暖化」を提唱した気候モデルの構築に、

日本人が携わっていたというのです。

ノーベル物理学賞を受賞してはじめて知った

……というのは、ちょっと恥ずかしい気もします。

 

じつは1950年代〜60年代にかけて

「地球の未来の気象を予測しよう」ということで、

何人かの気象学者がアメリカにわたり、

様々な地球環境のシミュレーションを

共同研究で行なっているんですね。

 

調べると、「アメリカ気象局」であったり、

「カリフォルニア大学」などでも

日本人の研究者が活躍しています。

私が生まれる前のことですが、

日本の気象学は

そもそも「世界最先端」だったようです。

 

そんななかで真鍋博士は、

1959年に東大からブリンストン大学の

「地球物理学流体力学研究所」に招かれ、

ジョセフ・スマゴリー博士と

「大循環モデル」を開発しました。

 

「二酸化炭素排出量が2倍に増えると

地上気温が2・36度上昇する」

という予測を、

すでに1967年という段階で発表していたんですね。

 

この研究は、やはり同時にノーベル賞を受賞した

ドイツ人研究者らに受け継がれますが、

あらためて当時の日本は、どう受け取ったのだろう?

 

日本人がCO2削減を真面目に考えだしたのは、

なんとなく最近に思いますし、

それをほとんど最初に警告したのが、

同国出身の科学者であることも

ほとんど知られてこなかった。

 

だとしたら、

素直に喜んでばかりもいられない……というのが、

今回のノーベル物理受賞かもしれませんね。

反省をもって受け取らないと。

planet ground in air sight of space

 

 

[公私混同の時間]