日別アーカイブ: 2021/10/08

「面白そう」と思ったら、とことんのめりこむ

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

 

「ドラゴンクエスト」の音楽といえば、

「東京オリンピック」の入場行進曲にも使われた

世界的知名度の高い名曲となっています。

 

その作曲家である、

すぎやまこういちさんが先日、

この世を去ってしまったそうです。

 

ゲーム音楽をやっているから若いのかと思いきや、

享年90歳とのこと。

80代のときに

「世界最高齢でゲーム音楽をつくった人」と

ギネス認定すらされているんですね。

知りませんでした。

 

そもそもすぎやまさんは、

学生のときに作曲家への道を断念した人。

その後、東大を出て、テレビ局に就職しますが、

音楽への道をあきらめきれずに独立。

私が生まれる以前の話ですが、

ザ・ピーナッツやらタイガースやらに楽曲を提供し、

売れっ子になっていったんですね。

 

そんなすぎやまさんが、

なぜ、ゲーム音楽をやることになったかといえば、

単純に「好き」だから。

 

そもそもアーケードゲームだったり、

あるいはアニメだったりが大好きで、

「音楽をつくりたい」と

ゲーム会社には自らすすんでアプローチしたそうです。

 

でも、それを最初、快く思わなかったのは、

ゲームの作り手側のほうでした。

 

自分も記憶していますが、80年代のころ

「ドラゴンクエスト」といえば、

世の中を変えるくらいの

画期的な「ゲーム作品」でした。

 

その作り手のチュンソフトのクリエイターたちは、

若い人ばかり。

大人気だった鳥山明さんにキャラクターデザインを頼み、

独自の世界観で新しいものをつくろうとしていた。

 

そこに当時50代くらいの、

すでに芸能界でお馴染みになっている

音楽家を入れることには、かなりの抵抗感があった。

「何もわかってない大御所に

音楽の部分を好きなようにされるのは御免だ」

ということでしょうね。

 

それを聞き、すぐやまさんは開発者のところへ出向き、

「どれだけ自分がゲームを愛しているか」を

懇切丁寧にうったえたんだそうです。

「こんなのもやっているぞ」

「こんなことも知っているぞ」なんて。

 

その後、すぎやまさんの音楽は、

ドラゴンクエストの世界観に

なくてはならない必須要素になっていきました。

自身でもゲーム音楽以外の仕事を少なくしていったそうです。

 

これが30年以上たって

世界のアスリートを迎える音楽にまでなると

誰が想像したか?

 

体裁も、年齢も、ジャンルも関係ない。

大切なことは、

自分が「面白い」と思ったことに

とことんのめりこんでいくことなんですね。

 

[Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]