「紅葉」と「黄葉」

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今年は妙に暑い日が続いていますが、

秋は間違いなくやってきています。

こちらは港区の天現寺の庭。

かなり木々が黄色づいてきましたね。

 

10月の4日に気象庁は

紅葉(モミジ)のピークと、

黄葉(イチョウ)のピークの

予想を発表しています。

東京は前者が11月27日。

後者が11月25日。

まだ1か月以上あります。

 

ただ、ふと思うのは、

「黄葉=こうよう」という言い方です。

これ、じつは正確な日本語ではなく、

変換でも出てきません。

 

赤くなるのも、黄色になるのも、

両方とも「紅葉」で、

実際には区別できないような種類の木が

多いんだそうです。

 

でも、「黄色くなるのは」やっぱり

「紅葉」では、

おかしい気がしますよね。

 

とくに町に植えられている木だと、

モミジかイチョウかで、

色はハッキリしています。

それで最近は「黄葉」という言い方が

増えてきているようです。

 

実際に科学的には、

「紅葉」と「黄葉」は大きく異なります。

 

本来、葉っぱが緑色なのは、

「クロロフィル」という物質の効果。

「光合成」を行なっているものですが、

秋や冬になるとこれが分解されます。

 

緑がなくなると、

葉に含まれる「カロテノイド」という色素が

むき出しになる。

これが「黄葉」なんですね。

 

一方で「紅葉」になる木は、

春から夏の間に「アントシアン」という色素を

独自につくるんです。

これを糖分に合成して、

「アントシアニン」という栄養素になるのですが

その色が赤になります。

 

いずれにしろ

単に枯れていく結果ではない、ということ。

植物が持っている大きな力の影響で、

色は不思議に変わっていくんですね。

 

今年はようやく、

自由に外出して紅葉シーズンを楽しめそうです。

 

[公私混同の時間]