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好評発売、夏川訳『スマイルズの自助論』です!

夏川の翻訳古典の新刊です。

今度こそ読み通せる名著
スマイルズの「自助論」

1512円で好評発売中です!

71szsbk9aql321ページという大著。
それでも残念ながら「全訳」ではありません。
日本人にわかりにくい部分は省略し、
読みやすく翻訳するとともに、
原書の構成はほぼ踏襲。

スマイルズさんの伝えたかったエッセンスを、
今風の言い方で馴染みやすい本にするよう
気を遣って日本語にしました。

有名な出だしは、こんな形になります。

「天は自らの努力で救われようとする者を、必ず助けてくれる」
よく知られたこのイギリスの格言は、
おそらく何十万、何百万もの人間が実際に経験し、
感じてきたことから導き出された教訓なのでしょう。

自らの努力で、自らを救う……。
それこそが、本書でこれから述べていく
「自助」なのです。

全体の構成は、このようになります。

第1章 「自助」とは何か?
第2章 産業界のリーダーたちの栄光
第3章 「最高の陶器」に生涯をかけた人たち
第4章 努力と忍耐によって偉業を達成した人たち
第5章 真実を見抜いてチャンスをつかんだ人たち
第6章 才能を努力によって磨く芸術家たち
第7章 彼らはいかにして、その地位を手に入れたのか?
第8章 「やる気」と「勇気」を奮い立たせる法
第9章 仕事を成功に導くためにやるべきこと
第10章 金に振り回されるな、金を支配せよ
第11章 自分を鍛え続ける人たち
第12章 最高の「模範」を見つけるには
第13章 品格ある人間になるために私たちがやるべきこと

意外に感じられるのは、
「発明家」をとりあげた2章のあとに、
「陶芸家」を紹介していることかもしれません。
どうしてかといえば、
この産業が世界の経済を1段階引き上げた
「産業革命」の担い手の1つになったからです。

本書は簡単に言ってしまえば、
「努力によって成功した人の事例集」。
その点で本書は「実用書」であり
「啓発書」なのですが、
じつは理想はもっと高いところにある。

つまり「努力を学ぶこと」で、
「世の中はもっと素晴らしいものになる」と、
スマイルズさんは本気で確信していたわけです。

それは第1章に象徴されます。

「土を耕す人、鉱山を採掘する人、
発明する人に発見する人、
製造者に機械工に、技術者、詩人、
哲学者、政治家などなど……。
さまざまな階層の働き手による忍耐強い努力が、
1つの世代から次の世代へ向けて積み重なり、
より高いステージへと国を発展させてきました」

「そして現在を生きる私たちは、
この先人たちがつくりあげた貴重な財産を、
ごく当然のように引き継いでいます」

「この財産は私たちの手によって再び開拓され、
加工され、単に修繕をするだけでなく、
よりよいものに改良されて
次の世代へ継承されなければならないのです」

さあ、この本をどう読むか?
まさに世界史が生んだ
必読の本と思う本だからこそ、
わかりやすく訳した本書は、
ぜひ手に取って考えていただきたいな
……と、訳者の私は、
皆さんに問いかけたいですね。

8月の賢者の会〜ぜひ聞きたい100万PVの文章術

8月の「第43回・賢者の会」の
日程が確定しました。
夏の終わり、28日日曜日の
14時30分から、
今回は「三田いきいきプラザ」になります。
https://www.facebook.com/events/523272887872979/

ゲスト講師は、ライターであり、
「恋愛コラムニスト」として各分野で活躍する
神崎桃子さんですね。
http://kanzakimomoko.com/

なんせ100万PVという、
ものすごい読者数を誇っています。
誰もが関心を持つ日常の題材をテーマにした記事は、
ときおりYahoo!トップニュースや
LINEニュース、
スマートニュースなどで話題になっています。

ちなみみこちらは過去、
メディアで大注目された
桃子さんの記事の1つですね。
http://laurier.press/i/E1402288573538

今回は「モテる文章術」という
テーマですが、
桃子さんに文章の秘訣を聞くと、
意外にも「論理性」という答が返ってきます。

つまり、衝撃的なテーマ
……であるにもかかわらず、
しっかりと論理展開がなされ
誰もが納得できる、
「なるほど!」の文章になっていることが
肝心なんですね!

すでに桃子さんには
「賢者の会」に何度か来ていただいてますが、
集合写真では、
いつも扇子の裏側に、
その正体を隠していらっしゃいます。

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そんなこともあり、
今回の講義は大変、貴重なもの。
「賢者の会」のために、
特別にお時間をつくっていただきました。

ブログやメルマガ、
あるいはSNSの投稿など、
それぞれの分野で発信して自分のファンをつくり、
もっと仕事のレベルを高めたい!
……と思っている方には、
大助かりの文章スキルが学べると思います。

ぜひこの機会を逃さないでくださいね!

参加申し込みはFBページのほか、
info@kenjabook.jp
でも受付けます!

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「第42回・賢者の会」のミニセミナー、夏川が「努力論」をやります!

すでに告知している7月31日の
「第42回・賢者の会」。

今回は天職プロデューサーの
松田隆太さんをお招きし、
「理想の自分になり、
がんばらずにラクに夢を叶える方法」
というテーマで開催します。
詳しくはこちらですね。
https://www.facebook.com/events/275099736173633/

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その後、30分のミニセミナーを
いつも開催していますが、
今回は久々に、私が担当。
4月に発売された現代語訳書。
幸田露伴さんの『努力論』を題材に、
ミニレクチャーをしようと思っています!

「がんばらずにラクに夢を叶える方法」
に対抗して
「努力論」か……というと、
そうでないことはブログで紹介しました。

露伴さんは、
「間接の努力」と称して、
「気づいたら自分がやっていることが、
いつのまにか努力になって」いて、
普段以上の力を発揮して
大きな成果を上げてしまう方法を
この本で提唱しているんですね。

そのキーワードは、
「気が張った状態でいる」
ということです。
それには隆太さんがお仕事にしている
「天職」というキーワードも含まれています。

たとえば漁師さんです。
手で漕ぐ舟を、潮の流れに逆らって進めるには、
やはり相当な力を要します。
大変な苦痛を感じながら、
頑張って舟を進めるでしょう。

でも、漁の仕事を
まさに「天職」とするくらい愛している漁師さんが、
流れの先に大魚群を発見したら、
どうでしょう?

「おおーっ、大漁だぞ!」なんて、
潮の流れに逆らっていることなんてつい忘れ、
気づいたらいつのまにか舟は
「魚群の真ん中にいた」なんてことに
なるのではないでしょうか?

どうして困難を忘れたかといえば、
「自分がやりたいこと」をやっていたから。

「気が張った状態で何かをする場合には、
『苦痛をしのぶ』要素は含まれていません。
逆に『苦痛を忘れる』とか、
『苦痛をものともしない』という
要素が含まれているのです」
……ということですね。

そうした「気の張った状態になる」方法を、
幸田露伴さんはいくつも紹介しています。

それは習慣を変えたり、
環境を変えたりして、
「人に備わっている自然の力を生かす」
ということ。

今回はそうした方法を、
本から抜き出してダイジェストで
皆さんに紹介してみよう……という試みです。

題して
「『努力論』に学ぶ
『気』の力で夢を叶える方法」

隆太さんの講義をより生かすための
一助になれば……ですが、
短い時間、お付き合いいただければです!

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「第41回・賢者の会」は、作家・夏川賀央の生みの親が登場します!

次回、第41回、「賢者の会」。
6月26日日曜日の15時から。
前回と同様、
自由が丘グリーンホール」にての開催になります。

そして今回のゲスト講師は、
過去でいちばんの著名人かもしれません。
アップルシード・エージェンシーの社長を務める
鬼塚忠さんですね。

出版関連の方はよくご存じでしょう。
日本でほとんど初の
「作家エージェント会社」を立ち上げた方。
わたくし夏川賀央ももちろんですが、
和田裕美さん、金森重樹さん、奥野宣之さんなど、
著名作家さんを続々と生み出し、
ベストセラーを量産し続けています。

さらに自身でも小説家デビューし、
『Little DJ』『カルテット』『僕たちのプレイボール』
『花戦さ』『サンゴレンジャー』
『海峡を渡るバイオリン』『風の色』……と、
7作品が映画やドラマになっています。
涙を流して観たり読んだりした方も
大勢いらっしゃるのではないでしょうか?

じつは来年、鬼塚さん原作の
『花戦さ』が、篠原哲雄監督、野村萬斎、
市川猿之助、佐々木蔵之介、佐藤浩市、中井貴一
……という大キャストで、
すでに映画化されることが決まっています。

それに先だって、
鬼塚さんが脚本したミュージカルも8月には開催。
https://www.facebook.com/events/1065812166825331/

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「花戦さ」は、
華道の確立者である池坊専好と、
茶道の確立者である千利休の友情を描いた作品。
『茶の本』はもちろん
『武士道』にも関連した話ですから、
「賢者の会+武士道を会得する会」で
独自にミュージカル鑑賞のツアーを
組みたいと思っています!

それに先立ち、今回は宣伝も兼ね、
鬼塚さん本人が講師として
特別にお話してくれることになりました。

そのテーマは
「映画化される小説の書き方」。

いかに本の出版を実現し、いかに販売にのせ、
どうやってプロデュースしていくか……。
このテーマで話せる人、
いまや日本に鬼塚さんしか
いないんじゃないだろうか……?

誰よりも著者デビューの方法論は
知り尽くしている方ですから、
「いつか本を書きたい」とか、
「本を書くことで仕事を飛躍させたい」
と考える人には、
ビックチャンスかもしれませんね。

ビックでありながら、
いつも通りの賢者の会プライス
……なので人数が多すぎる場合には
制限させていただくこともあるかもしれません。
参加希望の方は、
早めに表明いただけるといいかもです。
https://www.facebook.com/events/1769589099940068/

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6月3日「採用される書籍企画書作成講座」に登場します!

DSC_0286お陰さまで好評いただいている
仕事ができる人の「日本史」入門』と
仕事ができる人の「アジア史」入門』。

2冊並べさせていただきましたが、
今回、本書を編集くださった
きずな出版・岡村季子編集長と
アップルシード・エージェンシーの
「採用される書籍企画書作成講座」で
ゲスト講師をさせていただくことになりました!
6月3日、詳細はこちらですね。
https://www.facebook.com/events/936583063107716/

アップルシード・エージェンシーというのは、
言うまでもありません。
いまや数々の作品が映画になっている小説家
……でもある方、
鬼塚忠社長が率いる、
日本で随一の出版エージェント会社です。

数々の著名作家さんを抱えていますが、
「夏川賀央」もその1人。
というか、私を作家にしてくださったのが、
こちらの会社さん。
36冊を世に出してくださっている
夏川にとって頭の上がらない存在でございます。

そのエージェント会社がこれまでの経験を生かし、
「本を出したい」という人向けに始めたのが、
「採用される書籍企画書作成講座」。

当然ながら一番業界でも信頼されている
エージェント……ということもあり、
すでにいくつもの「商業出版」を実現し、
作家さんを世に輩出しています。

その一環で、
「著者」と
「その本を担当した編集者さん」を招き、
現場でどのように仕事が行なわれるかを
知ってもらおうと始めたのが、今回の流れ。

すでにベストセラーを書いている
有名な著者さんたちが、
これまた有名な出版社の編集者さんと
一緒に登場しています。

そのなかに今回、
夏川も加わらせていただいたんです!
名誉なことですねえ。

一緒に登場する岡村季子さんは、
これまた出版業界では非常に有名な方。
大和書房の編集長として
本田健さんの
『ユダヤ人大富豪の教え』や
和田裕美さんの
『人に好かれる話し方』など、
数々のベストセラーを企画してきた方です。

それから独立し、櫻井秀勲先生と、
現在の「きずな出版」を立ち上げました。

夏川もかねてから
編集者の先輩として尊敬しており、
本の執筆のために
取材をさせていただいたこともあります。
ソロでも講義を聞きたいくらいですが、
今回は一緒……ということで、
正直ちょっとビビるくらいの心持ち。

それでも2冊の本を出す
機会を与えてもらったわけです。
感謝の気持ちで臨みたいです!

主宰している
アップルシード・エージェンシー
宮原陽介さんも、
夏川の本の読者であれば、
皆さんよくご存じの本。
『成功しちゃう「人脈」は、じつは公私混同ばかり』

『なぜ、仕事ができる人は効率を無視するのか?』
を手がけた方。
数々のベストセラーを世に生み出しています。

こんなすごい場とメンバーで、
「どうすれば本を出せるか」を考える機会を
今回、もてるわけです。
出版希望の方にとっては、
これほどの機会はないかもしれまんよ!

ということで20日までなら、
7560円のところが、5400円になるそうです。
興味ある方は、
ぜひ参加してみてはいかがでしょうか!

5月29日「第40回・賢者の会」は「聞く技術」です!

5月29日、40回目になる
「賢者の会」を開催させていただきます!
https://www.facebook.com/events/1733583803546024/

今回、会場は
自由が丘グリーンホール」というところ。
いつもより少し遅く、
15時30分からの開催になります!

今回、ゲスト講師は、
プロの「インタビュアー」である
沖中幸太郎さん。

各界で活躍する人物や
日本各地の職人さんを訪ね、
仕事取材を専門にしている……という方ですね。

こちらホームページですが、
http://okinakakotaro.com/
見ていただくとわかるように、
とにかく取材した人々がものすごいです。

田原総一朗さん、内田樹さん、益川敏英さん、
神田昌典さん、中谷彰宏さん、田口ランディさん
福岡伸一さん、江口克彦さん……と、600人以上。
あげていったらキリがない。
ちなみに、じつは私も
インタビューされていたりする……。
https://www.bookscan.co.jp/interviewarticle/551

いずれにしろ
「人に話を聞く」ということは、
コミュニケーションのみならず、
問題解決にも重要な手法。
多くのビジネス書が
「聞くこと」の重要性を指摘し、
しかも、多くの人が活用できていない
スキルであることを述べています。

営業にも、マネジメントにも、
情報収集にも、アイデアを出すのに、
知っておけば非常に役立つ技術ですよね。

そこで今回は、
プロのインタビュアーである沖中さんに、
まさしく
「聞く技術」の極意を教えていただきます。

なんでも今回、
沖中さんが取材時に使用しているツール
(レシーブノート、質問トランプカード)
を用い、
本番さながらのインタビュー体験も
実施されるとか!

「家庭でも、職場でも、学校でも使える」
ということで、
かつてない即効力のある
体験型セミナーになるかもしれません。

ぜひ楽しみにしてください!

参加希望者はFacebookページのほか、
info@kenjabook.jp
でも、受付けます!

またミニセミナーなど、
情報の追加があれば、告知していきますね。

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夏川訳「幸田露伴さんの努力論」、発売です!

4月26日から発売されています!

致知出版社さんの
「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ」
では、11冊目になる本。
夏川が翻訳、
あるいは現代語訳させたいただいた本では、
『武士道』『茶の本』『風姿花伝』に続く
4冊目になります。

幸田露伴『努力論』
ですね。

現代語訳としては、
おそらく前例のない420ページの完全版。
オビには渡部昇一先生に推薦をいただき、
2100円にて発売です!

DSC_0251写真、本のバックにあるのは、
東京大田区にある
「池上本門寺」の五重塔。

 

明治を代表する作家の1人、
幸田露伴さんの代表作といえば
『五重塔』ですが、
じつはこの池上本門寺の塔のすぐ真下に、
露伴さんが眠っているお墓があるんですね。
見本ができたあと、
報告に訪ねさせていただきました。

ともあれ、この明治期に書かれた
知る人ぞ知る名著。

・努力することは、
じつはまったく苦しいことではないこと
・幸運を惜しみ、幸運を分かち合い、
幸運のタネをまくことで、
人は本当の幸福を手に入れられること
・勉強する際にもつべき4つの目標
・どうすれば集中力を身につけられるか?
・自然の流れに従う、
人が最も成功しやすい生き方

……この大著から学べることは、本当に数多くあります。

それ以上に私たちが知っておくことは、
幸田露伴さんという方、
「先端科学」に「中国の古代史」に
「占いの仕方」に「園芸のコツ」に
「掃除の仕方」に「料理のコツ」に……と、
ありとあらゆることを徹底的に極めたような
人生を過ごした方です。

そのぶん、「富」とか
「地位・名誉」といったものに束縛されない、
人生の終わりまで満足が続く
「成長が止まらない生き方」を追求したんですね。

以下は、私が序文で書かせていただいたこと。

「あらゆることに努力し、
あらゆることに対して成長を続けることによって、
私たちは経済的な豊かさや、
たまたま訪れる運や不運に左右されない、
絶対的な幸福感や満足感を手に入れられるのです。

モノを追いかけ、成果を追いかけ、
効率を追いかけてきた日本人の
近年の価値観が崩れようとしている
今だからこそ、
日本が生んだ偉大な先人が説いた
『努力』という価値観に再び目を向けるのは、
非常に意義のあることだと思います。

今再び、私たちは過去の偉大な日本人が追求し、
しっかりとその手につかんできた
『幸福』や『幸運』を、
取り戻そうではありませんか!」

そんな本書です。
読み応えがあることは承知ですが、
ぜひぜひ体現していただけたらと思います!

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「わかりやすい」と評判です!『仕事ができる人の「アジア史」入門』

4月末に発売されました!
夏川賀央の新刊ですね。

仕事ができる人の「アジア史」入門
きずな出版さんから、
1728円で発売中です!

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「アジア」といっても、
今回、扱う範囲は、東アジア。
主に中国とその周辺、それに朝鮮半島と
東南アジアになります。

そういうと、前の2つの地域は
非常に密接であるとともに、
しばしば歴史をめぐって
対立する地域でもあります。
さらに東南アジアといえば、
学校の歴史で学ぶ機会は少ないでしょう。

なぜビジネスパーソンが、
あえてその地域の歴史を知る必要があるのか?
私は序文で、こんなことを述べています。

「過去の日本人は、
『お隣の国の偉人が言った言葉』や
『お隣の国で起こったこと』を参考にしたり、
いいところどりをしたり、
ときには反面教師にしながら、
一歩遅れていた自分たちを成長させ続けてきたのです」

そう、とくに近世以前を考えれば、
中国の歴史や思想を学ぶことは
知識人の常識だったわけです。
孔子、老子、孫子しかり……ですね。

なぜ、それをしたかといえば、
「日本人の常識」という
凝り固まった思考を突破するため。
戦国大名の勝者たちしかり。
近世に藩政改革をした名君しかり。
幕末に改革思想を立ち上げた賢人たちしかり。
じつは皆、中国思想の応用で始まりました。

その中国の歴史はといえば、
日本とまったく異なる歩みをたどっています。
つねに強力な外民族と国境を接し、
王朝が絶えず入れ替わる実力主義。
絶滅の危機すら何度も向かえました。
一方で、文明を継承するため、
知識への追求が極端な形で発達していきます。

ただ考えてみれば、
この厳しく残酷な歴史こそが、
日本という狭い環境にいては学べない
広い「世界」のありのままだったわけです。

だから常に日本が1つ飛び抜けるために、
この国は大きな研究材料でした。
結局のところ日本は、
中国史をベンチマークにして、
国家をつくり、文字をつくり、
宗教をつくり、経済をつくったんです。
結果はオリジナルなものになった
……としてもですが。

一方で朝鮮半島と東南アジアは、
その玄関口になった地域。

東南アジアには遠い印象があるかもしれませんが、
海洋民族でもあった日本人は
「倭冦」として知られるような
海賊や貿易商人による海のネットワークを
古くから張り巡らし、
世界の経済にすら関わっていました。
ポルトガルやオランダの商人も
この地域を経由してやってきたわけですね。

「しかし現代の私たちは、
これら『お隣の国々』がどんな歴史を歩み、
どんな思考をつくりあげ、
どんなパターンで問題に対処してきたのか、
あまり理解していません。
しかもその上で、表面で起こる衝突や、歴史観の相違、
考え方の違いだけで、ただ批判したり、
嫌ったりということばかりを
繰り返しているような気がします」

ということですから、
世界に通用する人間になるために、
まずは「日本の周辺地域」を知ろう!
……ということ。
21世紀の現在だからこそ、
これはとても重要なテーマだと
私は思っているんですね!

まあ、それでも
やさしく学べたらいいな!
……ということで、
今回は、この楽しくなるカバーデザイン。
内容も難しい歴史が伝わるよう、
一生懸命、努力したつもりです!

ぜひぜひ書店で手にとってくださいませ。

「賢者の会」の夏川の講義がYouTube公開されました

3月27日「第38回・賢者の会」では、
夏川が
「故事・名言で学ぶ 世界一簡単なアジア史の授業」
という講義をさせていただきました。

asia4月22日に発売予定の
仕事ができる人の「アジア史」入門』の
プレセミナーのようなものですね。

その講義内容を、
動画応援サポーター」の実藤亮介さんが、
YouTubeにアップしてくださいました。

いかんせん、
プロジェクターと会場の関係で、
画質は高品質というわけではありません。
それでも「どんなことをやったか」は、
何となくわかると思います。
興味ある方は、こちらをどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=IIGlHM-herU&feature=youtu.be

今回はアジア史の本の、
さわり程度になりますが、
有名な中国の故事から生まれた言葉とともに、
歴史的背景を紹介していくもの。
そうすると面白いことに気づきます。

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画像は孔子の言葉を紹介していますが、
右に並べているのは、
江戸時代の儒学者で
西郷隆盛にも影響を与えた佐藤一斎。
明治に日本の資本主義を確立した
渋沢栄一さんに。
「宅急便」をつくった
ヤマト運輸の小倉昌男さん。
皆、『論語』に影響を受けた方です。

他にも「率先垂範」という
『史記』の言葉を信条としたのは、
日清食品の生みの親、安藤百幅さん。

かの本田宗一郎さんの信条は
「隗より始めよ」。
『戦国策』という
中国の古典から誕生した言葉でした。

日本人だけではありません。
『孫子の兵法』などは、
ビル・ゲイツさんも愛読していると言います。

つまり日本人の成功者、
あるいは世界の成功者というのは、
ひょっとしたら現代の中国人以上に、
中国の歴史的教訓を
ちゃんと学んでいたわけです。

いつのまにか現代日本人は、
中国史に興味を持つ人も少なくなっていますが、
逆にいえば「世界的視野」を
少し失っているのかもしれません。
今回の本を、
いい機会にしていただけたら嬉しいですね。

ちなみ動画サポーターの実藤さんは、
講師をしてくださった
34回目の「賢者の会」以来、
機会あれば当日のUstream配信を行ない、
こうしてYouTube動画も
編集してくださいます。

「賢者の会」でも、
これを自身のプロモーションだけでなく、
お話してくださる講師さんの
宣伝活動にもつながるよう、
努力していきたいですね!

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「第38回・賢者の会」、賢者の会の3年間!

3月27日、品川の「高輪いきいきプラザ」にて、

38回目になる「賢者の会」を開催させていただきました!

お集りいただいた皆さま、本当にありがとうございました!

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今回、ミニセミナーにて初のプレゼンを行なった

Maiko Watanabe。

デザイナーであり、賢者の書店では、

電子出版制作のDTPに装丁、Webデザインまでを担っています。

また「賢者の会」の、そもそもの発案者であり、

初回から縁の下の力持ちをやっています。

今日はそんな立場から

「賢者の会の3年間」という

過去の振り返りを行なったわけですね。

 ★★★

パワーポイントで追いかけると、本当、

「いろんなことをやってきたなあ~」と、

あらためて感無量になります。

印象に残ったものとして、とくに挙げられたのは、

まず1回目の私の講義。

「じぶん力」という「賢者の会」の勉強テーマを表明したのですが、

心配をよそに、フタを空ければ、

会場が身動きできなくなるくらい大勢の方に集まっていただきました。

 ★★★

2回目にはじめてプロジェクターを導入していただいた

池袋での大谷更生さんの講義。

6回目の松田隆太さん、

「自分プロデュース」というワークを使った楽しい講義。

「ハロウィン」を祝って

レストランを借り切って行なった21回目。

希望者みんなにプレゼンをしてもらいながらやった

23回目の忘年会スペシャル。

34回目、実藤亮介さんの講義では、

その場でのユーストリーム番組配信も経験しました。

 ★★★

他にもたくさんの思い出があり、

皆さんには本当にお世話になってきました。

改めてありがとうございます!

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最後は「組版や図版など、

出版社さんから仕事を受けられるようにしたい」と、

東京進出してからの今後の夢を語ったWatanabe。

私の編集や企画と併せても、

確かにますます、

出版さんの多様なニーズに合わせた仕事が可能になりそうです。

ぜひ気軽に相談ください!

 ★★★

また、これからも「賢者の会」では、

さまざまなチャレンジをしていきたいと思っています。

初参加も大歓迎ですので、

皆さま今後とも、何とぞ宜しくお願いします。