
5月6日は、なんと振替休日だったとのこと。
5日でなく、
4日「緑の日」の日曜に対応したのか。
まあ、私にはあまり関係なかったのですが(笑)
いずれにしろゴールデンウィークは
おしまいのようです。
ゴールデンウィーク中に旅行に行った方は、
多かったでしょう。
実はそうでない方でも全然できることなのですが、
私が主催している「賢者の会」では、
今、課題を出しています。
・テーマは「旅」
・複テーマに自分の偏愛(こだわり)
・800字目処
・締め切りは5月28日
という感じですね。
じつは佐藤富雄先生の元で講師参加した
文章の講座でも、最初は「旅」で始まりました。
作家志望の方々、
あるいは自分の目標達成を願う方を連れ、
サンフランシスコや沖縄を旅行をし、
その体験を文章にすることから
指導を始めるわけです。
これをやるのもまず
「旅行の体験は文章にしやすい」という
非日常の効果があります。
なんせ新しい体験したことすべては、
「人に伝えたいこと」になります。
この記憶をできるだけ心に留めたいと願えば、
自然に思いを文字にしたくなります。
SNSでそれをやっている方も多いでしょう。
実際、紀貫之さんや松尾芭蕉さん、
それに沢木耕太郎さんなど、
「旅行記」の名作は多数あります。
だから文章を書くきっかけには申し分ないのですが、
大切なのは本質ですね。
旅行作家になるならともかく、
普通の人は旅行をテーマにしても、
読者にはあまり惹かれるものにはなりません。
情報を知るだけなら旅行サイトを見たり、
インスタ記事を見るだけで十分なわけです。
その点、ドクターの講座では、
旅行を書く文章の中で
「自分のテーマを見つけること」を課題にしていました。
私の講座でも、
「偏愛を語る」という副題を入れています。
つまり、旅は書きやすい1つのきっかけで、
自分が語りたいことを、
その中には織り交ぜてほしいわけです。
難しいことではありません。
たとえば営業の仕事をしている人であれば、
旅行の地で見つけた
「マーケティング戦略」だったり、
旅館の店員さんの「心を打つ言葉」が
クローズアップされるかもしれない。
歴史であれば、
その地の埋もれた伝承が入るかもしれないし、
食あれば、あまり知られていない
地元グルメがあれば注目されるかも……。
そう、これが自身のオリジナリティであり、
自己発信をしたり、
あるいは自分が書きたい本を書く際の、
アピール材料にもなっていくわけですね。
ですから「実際に旅をしなくてもいい」というのは
その通りで、
現に私のこの文章は、
「旅」というテーマを
「文章の書き方」に結びつけているわけです。
それ以上のことを知りたければ、
ぜひ私の講座を→夏川の文章指導
……なんて宣伝だってできますよね。
以上は「賢者の会」が課題ですが、
「私も書いてみたい」という方は
特別に投稿を認めます(笑)
皆さんの文章は吟味の上、
紹介もさせていただきますので、
意欲のある方は、ぜひ挑戦してみてください!
ちなみに画像は、20代のころに
ドイツに行ったときのもの。
フッセンの街とノインシュヴァンシュタイン城と
行きすがら……。
でも、肝心の城の写真がほとんどない(苦笑)
SNSのない時代でしたから、写真のことなんて
何も考えてなかったのでしょうね。
それだけ純粋に旅を楽しんでたのだろうなぁ。