今年は「南天」が豊作の年
- 2025/12/10
- できる人研究所

今年は我が家の玄関のところに生えている
「南天」が、
たっぷりと実をつけてくれました!
ごらんのように……。
なんとなく例年より実が多いだけでなく、
粒も大きいように見えます。
といって別に食べるものではありませんが、
ちょうどクリスマスに向けて
真っ赤な飾りをつけたようで、
見栄えはキレイですよね。
どういうわけか、
だいたい1年ごとに
「実が多い年」と「実らない年」を
繰り返している我が家の南天。
すると「実る年」のほうが良さそうですが、
じつは問題もあります。
それは「鳥」の被害。
冬にこの辺りに来る「ヒヨドリ」が、
この実を目当てにやってくるんですね。
だいたい「ヒヨドリ」は
「小鳥」なんてものじゃありません。
鳩とスズメの中間くらい、
けっこうデカい鳥。
我が家の南天も
さほど大きな木ではないのですが、
そんな小さな木の中に、
けっこうデカめの鳥が忍び込んでいるんです。
鳴き声はピーピーうるさいし、
玄関のドアを開けるたびに、
隣から巨大な鳥が飛び出してきたりする。
これが怖い……。
さらに、たまには糞もついていたり……と、
かなり迷惑なんですよね。
今年も悩まされそうだ(苦笑)
ともあれ、江戸の頃から
庶民の家の象徴でもあったという、
この「南天」の木。
これが普及したのには2つ理由があって、
1つはイチョウと同じ、
防災のため。
この実は見た目でわかるように水分が多く、
火災の延焼を防ぐそうです。
だから火災が多かった江戸の市街には、
積極的に植えられたとか。
もう1つは、「縁起物」だったことですよね。
南天は赤い派手な実をつけることもあり、
武勲や繁栄の象徴として、
江戸の頃から武家や町人に好まれたとか。
だから現代の東京にも、
いたるところに残っているそうです。
……ということは、
やはり「実る年」のほうが、
来年はいいことがありそうですよね。
年末は鳥の番をしながら、
この希少な家の宝を守っていくとしましょう。




