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アメリカと日本をつないだ麻布の古刹
- 2026/1/31
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こちら、久しぶりに麻布十番に出向いたので、
お参りしてきました。
「麻布山善福寺」ですね。
後ろには元麻布ヒルズも聳える
セレブな場所……ですが、
824年に空海が創建したという
歴史をもったお寺。
杉並区の善福寺池に奥の院があった
……と言われますから、
相当な規模ですよね。
福沢諭吉さんのお墓も
この寺にありますが、
幕末はある意味、日本の中心にもなった場所。
というのも、
ペリーが来航してから、このお寺は
「アメリカ公使館」として
使用されたんですね。
つまり、今でいう大使館。
江戸で各国使節が駐留できる場所として、
広い敷地をもったお寺が
幕末の頃はよく使用されました。
そして、ここをオフィスにしたのが、
日米修好条約を締結しにきた
外交官のタウンゼント・ハリスさんです。
彼が初代公使として仕事をした
公使館の跡もちゃんと残っています。
大きな顕彰碑がありますね。

商店街ともさほど離れてはいないので、
麻布十番にきた際には、
寄ってみるといいと思います!
幕末の日本には
攘夷派の武士たちもいましたから、
公使団やお寺もたびたび襲撃されました。
ハリスさんについて
この場所に寝泊まりした通訳の
ヘンリー・ヒュースケン氏も
寄宿する途中で殺害されています。
それでも彼らは日本とこのお寺を愛し、
多くの好意的な記録を残しているんですね。
ちなみにハリス氏といえば、
「唐人お吉」さんが有名ですが、
実際にはハニートラップを嫌った彼が
すぐに解雇しているため、
この公使館には足を踏み入れていません。




