
「僕はただ故郷の人々を誇りに思わせたかったんです。
そして今日、それができたと思います」
こちらはWBCで優勝を果たした
ベネズエラ代表。
アクーニャJr.選手の言葉ですね。
まだエンゼルスにいた大谷翔平選手と、
一緒にMVPを受賞したのは3年前くらいでしたか。
それくらいのスーパースターでいながら、
素行の悪さでも知られるメジャーリーガーの選手。
それでも「国のため」と、
これだけの言葉を言うくらい優勝は彼らにとって
嬉しいことだったのでしょうね。
考えてみれば、
トランプさんが大統領を拉致するまで、
「ベネズエラ」と言われても、
よっぽどメジャーリーグ好きでない限り
「どこにあるの?」という人が
ほとんどだったのではないか。
マフィアやら麻薬やら蔓延し、
アメリカに数多くの移民を送り、
石油を排出するはものの、あまり豊かでない国。
それがアメリカや日本と渡り合い、
世界のトップに立ったというのは、
国家的にも「スゴいこと」なのでしょうね。
現在は大統領が暫定の状態ですが、
そもそも国民がどれだけ
政府を信頼しているかというのも微妙なところです。
民族性を見ても、南米国の典型で、
そこにはネイティブ系もいれば、
黒人もいれば、白人もいる……といった感じで、
統一性などはまったくない。
けれども国家的な行事になれば、
「ベネズエラのために」と皆で一致してしまう。
そもそもは大国に対し、
水上の集落で戦った伝統から
「ベネツィア」になぞられたのが、
この国の名前になったという話がありますが、
そういう一体感はいいですよね。
今の右傾化した日本では、
「国への忠誠」やら「民族性」やらと、
どうも異質を排除し、
同質でまとまろうとすることに
終始する傾向が出てきています。
でも、本当は、まったく違うバックグラウンドや
考え方を持った人が、
いざという場合に、ひとまとまりになれることこそ
重要なのではないか。
ベネズエラという国の強さには、
考えさせられました!




