この町に来た「蝶」のお客さん!?
- 2025/6/24
- できる人研究所

近くの学校沿いの木々を出入りしながら、
ヒラヒラと飛んでいた不思議な蝶。
飛び方は明らかにアゲハ蝶と違いますし、
模様も独特な感じ……。
ちょっと黄色みはあるけど、
これ「アサギマダラ」ではないか……?
似た蝶は何種かいるようですが
(そっちのほうが珍しいけど)、
今の時期、東京にいても珍しくない。
アサギマダラだとたら、
海を渡って全国に飛来する
「渡り蝶」ですね。
多く春から初夏にかけて
九州、四国、東海の温かい地方で成虫となり、
全国に飛来するそうです。
ですから東京に今いてもおかしくはない。
その後、秋には日本を離れ、
台湾を含めた、
温暖な南西諸島に移動するそうです。
そのあと、日本に戻ってくるのか?
逆のルートをたどる個体は確認されていますが、
じつは彼らの行動範囲も
すべて把握されたわけではないとか。
その一生は謎に包まれていますが、
個々の蝶にマーキングをしたりして
研究がされているところだそうです。
なんでも和歌山から香港まで
2500キロも移動した蝶も
確認されているとのこと。
考えてもみてください。
あの小さな体で、ヒラヒラと飛びながら
海を超えていく姿。
おそらくその過程では、
何度も何度も風に吹き飛ばされるのでしょう。
でも、軌道修正しながら
陸地を目指して前進していく。
そうして今、我が町に住む花を見つけ、
快適な宿にしているのだとしたら、
歓迎してあげないといけませんね。
(といって本当にそうなのかはわかりませんが)
温暖化の影響なのか。
東京は雨が降らない、暑い梅雨を迎えています。
ですから、通常の季節では見られないヤツが、
やってきていてもおかしくはない。
そんな目で周りを見れば、
意外な新発見もあるかもしれませんよ。