その「教え」を業界人は忘れるべからず

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「中学生でもわかるように伝えること」

これ、じつは私が編集者になったばかりの頃に、
よく言われた言葉でした。

読者は大人だけど、
決して難解な文章を一生懸命に、
理解しようとしてくれるわけではない。

わからなければ、一瞬で放棄されてしまうんです。
だから伝える側の人間は、
どんな言葉も中学生で理解できるよう
心がけなさい……と。

同じことをニュース番組で徹底していたのが、
ニュースキャスターの
久米宏さんだったそうです。
あるいは私にそう教えた大先輩も、
もとは久米さんの受け入りだったのかもしれない。

今年の元旦に81歳で
お亡くなりになったとのこと。
お悔やみを申し上げます。

久米さんといえば、
私世代では『ザ・ベストテン』ですが、
普通にタレントだと思っていました。

それだけ自らのパフォーマンスが
目立っていたわけですが、
そのあと『ニュースステーション』に移り、
「わかりやすく」というアイデアで
生み出していったことがすごい。

今日のお昼に、
ワイドショーで紹介されていました。

・模型を使ったジオラマ
・政治家たちの人形
・積み木などのビジュアルで「量」を比較
・誰が話しているかがわかる、カーブしたデスク

ようするに
「今も使われること」ばかりであり、
とくに前半でいえば、
出版界でも「図版づくり」の例として
応用されているものばかりではないか。

世界は違っても、
マスコミで働く人間は、多かれ少なかれ、
影響を受けていますよね。
決して忘れてはいけないと思います。

とくに久米さんは、
「もの言うアナウンサー」として、
ときに過激な発言で知られました。

最近、テレビはオールドメディアなんて言われ、
ネットメディアに視聴者をとられています。

あるいはそれは「報道」にとらわれ、
「もの言う」の部分が足りないのではないか。

言うべきことを言わないから、
魅力の点でユーチューバーやら
インフルエンサーに劣り、
皆のいい加減な情報に、
時間をかけて集めた情報が負けてしまう。

それは出版にも言えることですが、
大先輩の発想に、もう一度
立ち返る必要はあるのかもしれないですね。

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