庚申塔って何だろう?

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こちらはウォーキング中に見つけた
何か神がかった祠のようなもの。

説明には「下谷の庚申」とありますが、
かなりしっかりした庚申塔。

描かれているのは、
6本腕の武神、青面金剛さまでしょう。
モデルはインドの神様ですが、
長い時の流れの中で
中国の神様と一緒になってしまったようです。

注意書きには、この「石川」の地域に
江戸時代に19の庚申塔が
作られたといいます。

近くにはお地蔵さんのずらりと並んでいますが、
山間で皆が集まる、
憩いの場のようになっていたのでしょうか。

今もなんとなく、
運動中の方や、犬のお散歩をする人々が
この辺りを中継地にしています。

でも、「庚申塔」って
一体何なのだろう?

そもそもは中国古代の道教の信仰で。
「三尸(さんし)説」に
由来する発想です。

この「三尸」というのは、
人間に住みつく3匹の「虫」で、
寄生虫というよりは、
精霊に近い存在ですかね。

この3匹がずっと、
その人の行ないを記録していて、
60日に1回「庚申の日」になると、
眠っているときに人の体から出て
宿主の行なった悪事を
あの世の天帝に伝えるのだそうです。

この報告が減点法で、
罪の重さや善行に関わらず、
天帝は機械的に対象者の寿命を
虫に従って縮めていく。

それではたまったものではないと、
「庚申の日」には近所の人が集まり、
徹夜をして、
虫たちが体の外に出ないようにしました。

で、これを3年18回続けると、
記念に塔を建てたりします。
これが「庚申塔」で、
だいたい村の入り口にあることが
多いようです。

その昔から村の人たちが
ここに集まって話し合いをしていた。
そう思うと、信仰の住宅地にも
歴史があるんだなと感じます。
こういう場所は大切にしたいですね。

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