世界を席巻する「CAT」の正体

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

 

 

こちらは最近、

毎朝のように通りかかる工事現場。

作業は始まっていませんが、

ポツンとショベルカーが置いてあります。

ショベルカー……。

じつは大学時代、発掘現場で作業もした私は、

「ユンボ」なんて言って、

お世話になり、愛着を持っている車両です。

といって操縦はできないのですが、

気になったのは「CAT」のロゴ。

 

この図体で「猫」なんだ……。

そうではありません。

業界の方には常識でしょう。

ユンボの「CAT」は、

猫でなく「Caterpillar」の愛称。

 

つまり「毛虫」ということですが、

米国の最大手工作機械の企業。

「キャタピラー社」のロゴですね。

知る人ぞ知る……ですが、

キャタピラー社は、

毎年のように世界50位以内にランクインされる

優秀な企業。

 

しかも創業した1925年のころから、

ほぼ業界シェアの1位を獲得し、

フォーチュンの

「世界で最も称賛される企業」にも

よく選ばれています。

とんでもなく素晴らしい「毛虫」ですね。

そのトップに立つ要因は、

なんといっても「キャタピラー」でしょう。

これは毛虫ではなく、

たくさんの車輪をぐるりと巻く

「オビ」になった装置。

写真の「ユンボ」にもちゃんとついています。

 

「無限軌道」なんて言われますが、

キャタピラー社はその発明者であり、

特許も持っているんですね。

 

この技術が世界の歴史を変えもしたのですが、

それは第一次世界大戦のとき。

いわゆる「戦車」の登場ですね。

車両全体をとりまいたタイプが有名ですが、

キャタピラー社の技術が応用され、

ヨーロッパの戦局を変えたわけです。

以後の歴史における、

アメリカの浮上にも貢献しました。

 

そんな歴史あるブランドですので、

工事現場でCATを見たら、

ぜひ「あれだな!」と注目くださいませ。

 

[効率無視の仕事術]

関連記事

ページ上部へ戻る