「仕事をする上で一番必要なこと」を凝縮した本

 

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何よりこれは、
働く人すべてに読んでほしい
本当に素晴らしい本です。

クロネコヤマト
「個を生かす」仕事論

三笠書房から1365円にて、
全国書店で今日、発売ですね。

著者はヤマトホールディングの現会長、
瀬戸薫さんです。

初の著書にはなりますが、
ヤマト運輸のほか、
クロネコヤマトのグループ会社、
すべてを率いるトップの方です。

ヤマトというのは、今の日本では珍しい、
ずーっと長い間、
成長を続けている会社ですよね。

いつのまにかクロネコのマークは、
私たちにとって非常に
身近な存在になりました。

でも、考えてみてください。
ヤマトは確かに「宅急便」で、
業界を激変させる革命を起こした。
でも、それははるかに昔のことです。

いまは「郵便事業会社」を含めた
ライバル企業にあふれ、
小倉昌男さんというカリスマも、
世を去っています。

にもかかわらず、どうして今なお
成長を続けているのか?

答えは「個を生かす」なんです。

1.「世のためになることをする」
という企業理念を、
この会社では末端の社員にまで、
確実に浸透させている

2 個が目の前の仕事を通して考えたことを、
実践させ、形にしていく。
場合によっては新事業まで起こさせる

3 個の地味な努力が、
確実に報われるような体制を
全社努力でつくりだしている

だからこの会社では、
セールスドライバーだった人が役員になるし、
現場の思いつきが事業部になる。
だから多くの地域で、
「ヤマトのお兄ちゃん(女性もいますが)」が
愛されるんです。

象徴的なのは東日本大震災のとき、
被災した気仙沼のヤマト社員たちは
本社との連絡もとれないなか、
独自判断で物流ネットワークを切り開き、
情報収集を行なって、
地域の物資調達の拠点になりました。
あとで入ってきた自衛隊が大助かりだった
……ということです。

かの小倉昌男さんの、
「最後の弟子世代」という瀬戸会長。
宅急便の改革時には実行部隊として働き、
のちにクール宅急便も開発しました。

そして難関だったこの会社の
「労働時間問題」を解決し、
やがて社長として、多角経営化、
そしてグローバル化に成功します。

すべては「世のためになる」という
小倉さんの理念を
しっかり受け継いだから。
日本が誇りにしたい会社であるとともに、
私たちもしっかり、
学ばせていただきたいですね。

ぜひ手にとってみてください!

 

 

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