「すごい会社」をどう見せるか?

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こちら、五反田にできていた新しい高層ビル。
渋谷を彷彿するような未来型のデザインですが、
よく見ると「駐車場」と書いてある。

どこが駐車場?
いや、このビル自体が、なの……?

見るとこのビルのかなりの部分が、
実際に立体駐車場になっているようですが、
実はここ
「Times」の本社ビルだったんですね。

全国にある、あのコインパーキング。
私もいろんなところでお世話になっていますが、
その「本社+駐車場
+カーシェアやレンタカーのサービスステーション
+カフェ」になっているようです。

要するに、会社がやっているサービスの
すべてをここでは
味わえるようになっているようですね。
広報拠点のような側面も持っているのでしょう。

気づかなかったのですが、
「Times Café」という大きなカフェが2階にあり、
なんの用事もない人でも
気軽に利用できるようです。

東京ではなかなかありませんが、
車でカフェにやってきて
コーヒーを飲んで帰る……といったことも
できるのかもしれません。

いずれにしろ会社の魅力をこんなふうに、
たくさんの人に見せる場所というのは
もう少しあってもいいですよね。

書店の業界では、
蔦屋さんが採算度外視の店舗を
代官山に持っていますが、
考えてみれば出版業界は、
あまりこんなふうなお客さんサービスを
考えてこなかったところがあります。

出版社ではようやく
角川書店がすごい施設をつくりましたが、
あそこまでやらなければいい。
ただ、その会社に行けば、どこかの部屋に
その会社の本がいくらでも読めるような図書館があるだけで、
本当はいくらでも
ファンを増やさせているかもしれないわけです。
こういうことをあまり考えるところは、ないですよね。

私たちが考える以上に、
その仕事専門でやっている会社には、
魅力をアピールできるものがある。

どこまでお金をかけるかは別として、
もっと働いている人間は、その仕事の素晴らしさを
見せる工夫をしたほうがいいですよね。

そんなことを考えさせてくれた
「Times」のビル。
ぜひ今度はカフェを利用してみたいと思います!

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