「母の想い」と「母親への想い」

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「私たちに戦争を止めることはできない。
それでも私たちは、一歩一歩できることをやる。
私たちは本能で活動している」

こちらは4月のはじめに、
テレビ朝日のニュースで紹介された言葉。
ロシア「兵士の母の会」、
ヴァレンチナ・メリニコワ会長の言葉ですね。
「母の日」ということで紹介させていただきました。

このロシアの「兵士の母の会」。
95年のチェチェン紛争時に、
戦争を止めた実績を持っています。

ただ、現在のプーチン政権は、
当時のエリツィン政権より閉鎖的で強権的。
情報統制のせいで、
国内の反戦運動も盛り上がっていません。

それでも、
・徴兵された兵士がどこに連れられているのか?
・どれだけの兵士が実際に戦死しているのか?
・ウクライナ人の捕虜を丁重に扱っているのか?
・人道回廊が機能しないのはどうしてか?
などなどを、しつこく質問し続けているそうです。

こうした動きがムーブメントとして、
世の中を変えることに期待したいですね。

そもそも「母の日」というのも、
ただ1人の女性が「母への感謝を形にしたい」と
思ったことから生まれたムーブメントでした。

その母は、アン・ジャービス、という方でしたが、
19世紀末の南北戦争時にボランティア組織を設立して
大活躍した方。

まるでアメリカ版の「母の会」ですが、
兵士の母だったわけではなく、
戦争で夫や子供を失っている方でした。
それでもシングルマザーの身で、
2人の娘を育てながら社会活動を行なったそうです。

その娘、アンナ・ジャービスさんは大人になり、
教師となったのですが、
母の活動をもっと多くのアメリカ人に知ってほしいと思った。

そこで彼女は、
「母への気持ちを伝える日」の設立運動をはじめ、
これがアメリカ全土に広がっていったのだそうです。
カーネーションは、母のアンさんが好きだった花。
これを贈るイベントが、
いつのまにかアメリカで広がっていきます。

この背景には、皆が心の中で、
「母親への想いを伝えられたらな」という
願いを持っていたからでしょう。

その点では
「戦争が早く終わってほしい」というのも同じ。
皆の希望が形になっていけばいいですね。

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