なんでアマゾンの箱はこんなに大きいのだろう?

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先日配送されたアマゾンの荷物。
テーブルの上に置くと、とにかく大きいですよね。
いったい何が送られてきたのかと思ってしまいます。

この中身、じつは「脱脂綿」です。
アルコールが含まれていて母親が使用しているもの。
それがこんなに大きいのか……といえば、
まさかそんなことはありません。

入っているのは全体のごく一部。
ほとんどはクッション材の風船みたいなものだったか。
4,8Kgと箱にはありますが、
あくまでこれは箱に入れられる重さなのでしょう。

容積はデカいのですが、
片手でラクラクに運べてしまいました!

こんなふうに、アマゾンからの荷物って、
無駄にデカいことがありません?

アマゾンに限らないのですが、
大きな箱に入っていて、
そのじつ中身はほとんどクッション材ということは
よくあります。
それで自分で頼んでおいて、中が少ないのにガッカリとか。
大きなつづらを選んだら……という
なんかの昔話みたいですよね。

これ、じつはちゃんと理由があるそうですね。

とくにアマゾンで大きな箱が多いのは、
ここの倉庫が特別に
オートメーション化が進んでいるから。

つまり、
「多くの荷物が一律の同じ大きさ」であったほうが
倉庫管理から集積、配送までの作業が
効率よくできるわけです。

いちいち商品に合った箱を探したりしたい。
いろいろ考えるより、
先に詰めてしまったほうが作業も楽!

さらに大きさが決まっていれば、
荷物がいくつになったからトラック1台で出発
……という具合に、
いちいち大きさを測ったりする必要も
荷物の状況を観察する必要もありません。

また、同じサイズの箱が
荷台にぎっしり詰まっていれば隙間もなく、
揺れて商品が壊れる心配もなくなるわけです。
中はクッション材で固定されていますから、
ガタガタすることもないんですね。

でも、できるだけたくさんの荷物を1台で運んだほうが、
運搬料を安くできるのではないか?

確かにそうなのですが、
その分、時間がかかってしまう。
箱を大きくしてしまえば、少ない件数しか運べないから
逆にトラックが出発するまでの待ち時間を
少なくできるということで、
あくまでスピード重視の考え方。

すぐに配送するメリットで多くの注文がとれれば、
運搬料でのマイナスもカバーできるという、
逆転発想でやっているんですね。
まさに損してトクをとる世界です。

いつもの単純な作業でも、
見直すとさまざまな改善点が出てくる。
こういう発想は見習わなくてはいけませんね。

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