「誰かと食べたもの」を思い出してみれば

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

今年はじめて食べたトウモロコシ。
というか、食べたのはじつに数年ぶりではないか。
久しぶりに味を思い出した気もします。
今年は残念ながら、
あまり出来が良くないそうですね。

じつは先日、亡き父親の誕生日で、
なんとなく「そういえば生前好きだったな」と思い出し、
スーパーで安かったから買ってきたもの。

それで茹でてもらったのですが、
当然、現生にいない人間は食べることができません。
それで私が久々に食べてみたら、美味しいじゃん!
……ということになったわけですね。

以前にもそんなことがあったかもしれません。

こんなふうに誰かが好きで、
よく一緒に食べていたものや、
やっていたことってありますよね。

親と一緒にとか、お子さんと一緒にとか
お友達や、恋人と一緒に……とか。

残念ながら人生は、死別、離別を繰り返します。
すると「それを好きだった人と一緒に食べていたもの」は、
よっぽど自分が好きでない限りは、
いつのまにか忘れていて何年も経っていたりする。

トウモロコシなどはごく普通の食材ですが、
それでも茹でるのが面倒だということで、
買うことはほとんどありませんでした。

だからそれ以上に、よく考えれば、
「しばらく行っていない場所」とか、
「しばらくやっていない体験」とか
たくさんあるのではないか。

人間というのは、人との出会いを通して成長していくもの。
でも、成長できるかどうかは、
1つの出会いからどれだけ
私たちが学びを得ているかにもよります。

ならば「あの人とこんなことをしたな」とか、
「あの人と一緒にあそこに行ったな」と、
たまには振り返って、
楽しみながら追体験する習慣をつくるべきなのでしょう。

「一緒に食べたもの」などは、
おそらく一番簡単なことだと思います。
試してみると、
何かそこから新しい発見できるかもしれませんよ!

関連記事

ページ上部へ戻る