すごい江戸ネットワーク! 馬琴さんに、北斎さんに、蔦屋重三郎
- 2024/10/10
- できる人研究所

こちら現在、発売されている
『歴史人』の11月号。
江戸料理文化研究所の車浮代さんが、
送ってくださいました。
何度か紹介させていただきましたが、
現在は『蔦屋重三郎と江戸文化を創った13人』
(PHP文庫)が、
非常にヒットしていらっしゃいます。
そんな車さんが執筆しているのは、
作家・滝沢馬琴さんについての特集。
正式な作家名は「曲亭馬琴」ですが、
有名な『南総里見八犬伝』の著者であり、
10月公開の映画『八犬伝』で、
役所広司さんが当人を演じます。
雑誌では4ページのインタビューも掲載されていますね。
格好いいなぁ。
じつは「江戸文化を創った13人」の中に、
滝沢馬琴さんも入っています。
これが来年の大河ドラマ主人公、
蔦屋重三郎と関係があるのかといえば、
「大アリ」です。
それは、編集者と作家なんてものではありません。
蔦屋重三郎さんが、
実は滝沢馬琴を育てているんです。
武士の家に生まれながら、
若き頃から作家を志望した馬琴さん。
そこで江戸に出て、著作者として知られた、
山東京伝さんに弟子入りを志願します。
ところがこの京伝さんは、吉原に入り浸る
天下の自由人。
元武士で度マジメな馬琴さんを指導なんてできない……と、
彼の世話を版元の親分で、みんなのまとめ役だった
蔦重さんに依頼するわけです。
そこで蔦屋重三郎は、自分の版元に住み込みで、
馬琴さんに働いてもらい、
同時に作家業の修行をさせました。
ところが、やっぱり本来が武士で、
奉公人などできる性格ではない。
それで最終的には、
近くの商店の未亡人に婿入りさせたようですね。
そこから彼の活躍が始まっていきます。
さらに修行時代、彼はやはり蔦重さんが面倒を見ていた、
若き絵師と出会います。
自身の作風に悩んでいた彼こそは、
後の葛飾北斎。
2人は夢を語り合い、北斎の名も、
ヒントは馬琴さんが与えたものだったとか。
やがて馬琴さんの作品に、
北斎の挿画というコンビで、
彼らはヒット作をどんどん量産していきます。
とはいえ、北斎さんが
あまりにも勝手な絵を描くから、
2人はやがて対立するようになりますが(笑)
江戸の文化人たちは、こんなふうに
実は大きく関わっていたんですね。
より詳しくは、ぜひ雑誌や本を!
なお私は「歴史人」のメーンテーマである、
古代史の「空白の4世紀」のほうが
気になっています……。




