「なめ茸」の仕事術

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

ドン・キホーテではよく、
掘り出し物の珍しい商品が見つかりますが、
これもその1つではないか。

先日買ったこちら、
「七味なめたけ」という商品ですが、
職人が好んで食べていた辛口のなめたけ。

飽きが来ない味で、これはなかなかでした。
好きな人はぜひ、試してみてください。

ところで、「なめ茸」って、
どれくらい食卓で食べるでしょうか?

母親が長野の出だったうちでは、
ご飯のお供の定番。

いまでも私はお昼にご飯を一膳、いただきますが、
たいてい「納豆」「海苔の佃煮」
「なめ茸」の中から、
どれかを選んで食べるような流れになっています。

そのなめ茸、「なめこ」というキノコとは違います。
鍋などで使う、「えのき茸」を
小さく切ったものを醤油や砂糖で似て、
味つけたものを瓶詰めにした商品ですね。

じつは市販されている「えのき」と「なめ茸」は、
ほぼ同じ起源。

現在、千曲市となっている長野県の戸倉町の農家、
小林宗章さんが60年代に開発したもの。

あるいはその前に、
京都の料亭でも作られていたとされます。
いずれにしろ昭和時代の話で、
50年から60年の歴史しかない
新しい商品なんですね。

そもそも野生の「エノキダケ」って、
どんなものか知っているでしょうか?

じつは「エノキダケ」は
笠の大きさが6センチにもなる
茶色いキノコ。
椎茸のような見た目で、市販のエノキとは
似ても似つかないものです。

市販の白いエノキは、
日光を当てずに育てたものを幼生の段階で
収穫したもの。

1年中食べられる商品として、
先の小林宗章さんが開発しました。

なかなか注目さなかった「エノキ茸」ですが、
これを売るために製造したのが、
瓶詰めの「なめ茸」だったそうです。
これが絶賛され、いまや定番の商品に
なっているんですね。

もちろんキノコですから、
食物繊維が多く、ビタミンの多く含む上、
ほとんどカロリーはありません。

こういう健康食は、日本に多いですよね。
子供の頃から好きな食べ物でしたが、
私も長く食していくと思います!

関連記事