どうしましょう? 家康?

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画像を見れば、ここにはすっかり
「春が来た」という感じになっていますね。

こちらは芝公園の隣にある、
「芝東照宮」という神社。
小さいけれど、日光や久能山や上野に並び、
「4大東照宮」の1つに数えられる場所です。

ちょうど近くに用事があったのと、
この裏に実は「梅園」があります。
「今はキレイなのだろうな」と思ってきたら、
梅だけでなく、
ここでは早咲きの桜も目立っていますね。

そんな芝東照宮、
神様として祀られているのはもちろん、
徳川家康です。
なんでも本人の遺言によって
徳川菩提寺の増上寺の敷地内に
自らを神格化した神社が建てられたそうです。

でも、どちらかといえばカリスマ型というよりも、
あらゆる難題を、ときには涙を流しながらも
解決していくことで
結果的に天下を取ってしまった家康です。

今の大河ドラマは、
とことんそんな家康の弱さを描きつつ、
問題を解決していく姿を強調します。
「どうする? どうする?」と。

そんな家康が自ら神になりたかったかといえば、
おそらくは、そこまでの野望などなかったのでは
……と思います。

なのに日光に壮大な建築物を建ててまで
自己を神格化したのは、
前の信長や秀吉といった
カリスマが存在したからだと思います。

彼らはおそらく神にもなりたかっただろう。
実際に、自身を神格化もしています。

すると最終的に勝者となり、
徳川の天下を死後も続けてほしい家康としては、
信長や秀吉以上に信仰される神様に
ならざるを得なかったわけです。
民衆の信仰がそっちになびいてしまったら困りますから。

それで結果的には、この令和時代まで
ちゃんと残っている家康です。
ここは受験合格でも定評があるし、
看板を見るとこんなに小さい神社なのに
神前結婚式もやっているらしい。

それでも家康が神様になったいるなら、
「どうする? どうする?」と悩んだときこそ
訪れるといいのかもしれませんね。

隣の芝公園と合わせ、
今の季節はとても気持ちがいい雰囲気になっています。
そういえば前に賢者の会でも、
野外セミナーをここでやったなぁ。

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