立場を変えるだけで、まったく異なる風景
- 2025/7/22
- できる人研究所

昨日は「海の日」でしたが、
画像は東京の「海」に関わっている場所。
一体どこだと思いますか?
ここはレインボーブリッジの上、
「ゆりかもめ」の後部座席にある窓から、
線路側を見た景色なんですね。
乗ったことがある方は知っていると思いますが、
完全自動運転である「ゆりかもめ」は、
普通の電車の運転席に当たる部分が、
客席になっています。
とはいえ、いつも混んでいて、
子供たちや、あるいは2人がけだから
カップルが利用することの多いこの席です。
私が座ることはめったにないのですが、
先日はたまたま早朝に乗る機会があり、
ほとんどの席が空いている。
せっかくだからと、
はじめて座ってみました。
さすが運転席視点は、視界が広い。
デザインの仕事も受けている人間からすれば、
スマホを持って座るだけで、
素材写真がけっこう集まる気がするので、
お得ではないか(笑)
その中で面白いと思ったのは、
レインボーブリッジを渡っているこの場面。
正面は「ゆりかもめ」の道ですが、
ゴムのタイヤで走っているゆりかもめの線路は、
案外と広い幅があります。
一方で、隣の車線は、
「こんなに狭い道を走っていたのか」と。
ものすごく怖い道に見えますよね。
じつは車では何度も渡っている
レインボーブリッジの通常車線。
隣でゆりかもめが走っていると、
「恐ろしい線路を走っているな」と
逆に思っていました。
視点を変えると、
まったく逆に見えていたんですね。
車で渡るのは、ちょっと怖くなるかも(笑)
まあ選挙が象徴しましたが、
分断が進み、マイノリティがさらに
住みづらくなる可能性も出てきた
現在の日本ではあります。
そんな中で
「立場を変えて、相手の視線に立ってみる」
ということは、
これから必要になるのではないか。
いまは自分が有利な側にいても、
その立場はいつ逆転するかわからない。
私たちはバランスをとって物事を見ていく
必要があります。