気づけばすっかり「秋の空」
- 2025/9/26
- できる人研究所

秋分の日を通り越し、
暦の上ではもはや、すっかり秋。
気候もずいぶんと、涼しくなってきました。
そして空を見上げてみれば、
ウロコ雲か、イワシ雲か。
すっかり「秋の空」になっていました。
明らかに夏のモコモコした雲とは、
違いますよね。
正確には「巻積雲」というそうですが、
特徴は「空の高いところにできる」ということ。
なんでも上空、5000から
1万3000メートルという
富士山より高いところでできるとか。
夏の間は、地面が熱されているから、
水蒸気は上空に登る過程で
積乱雲になってしまう。
でも、秋になると水分が上空まで届き、
水平に流れていくから、
こうした薄い破片のような
雲になっていくそうです。
空気も澄んでいるから、薄い雲でも
青い空とハッキリ区別がつきますね。
ただ、これらの雲は
秋に日本の上空を覆う
「偏西風」に乗っているから、
移動しやすく、形も変わりやすい。
それで「女心と秋の空」……なんていう
言葉が生まれているわけですね。
確かに天気が変わる前兆とか、
大きな世の中の変化が起こる兆候
……なんてことも言われるわけです。
そんなことを言ったら、
最近の世の中は毎日のように
目まぐるしく変化しています。
悪い予兆のように捉える人も多いでしょう。
最近は気候変動などもあり、
異常な気象ばかりが言われている。
でも、こうして
「秋になったら秋の空になる」
というルールが守られているのを感じると、
まだまだ世の中は、
正しいルールに則っているように
何となく感じます。
最近は世の中の
不安を煽る声ばかりが強調される傾向もあります。
私たちは情報を正しく受け取り、
普遍的なものをきちんと
見極めていく必要がありますね。