夏の終わりに真夜中のお客様

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昨日の真夜中、
私の部屋に珍しいお客様がありました。

それが画像、窓の向こうにいるのは、
巨大なカマキリ。

かなりこれ、大きいですよね。
おそらくはメスで、
オスを食したあとだったのだろうか。

3時とか4時とか、暗い間までは
ずっと窓の向こうをウロウロしていたのですが、
朝方になったらいなくなっていました。
元気に出かけたのなら、いいのですが。

にしても、カマキリが夜に出てくるのって、
珍しくないか?
しかもこの時期、
餌とか少なくなっていないか……。

調べると、秋から初冬、
9月から10月というのは、
オオカマキリの産卵期だとのこと。

つまりどこかで卵を産んで、
その人生を終える時期ということです。
オスを食べるのも、
そんな最後の産卵のため、
必要な栄養を確保する必要があるからですね、

カマキリの卵といえば、
自分の体よりもずっと太い、
「卵嚢」に覆われた固いもの。
卵のあとに泡を出し、
それをカチカチに固める大変な出産になります。

これには長い時間がかかるため、
たいていは安全な場所を確保したあとで、
長時間をかけて行なうとのこと。

一体そんな場所がどこにあるのか……!?
ああ、なるほど私の部屋だったのね。

それで朝方、どこかに産みつけた
卵がないかと探しても、見つかりませんでした。

候補には合わなかったのか。
あるいは2階にある私の部屋、
どこか壁の見えない場所に、
卵は隠しているのだろうか?

卵が孵ったとして、
ゾロゾロ出てくる子供達のうち、
生存できるのはほんの一部。

けれども東京の真ん中で、
数少なくなった種族の命が継続されるなら
何よりですし、
少しでも役立てなら幸いですね。

奥様、お疲れ様でした……と。
ここで労っておきましょう。

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