「歴史的夜明け」は始まったのか?

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画像は1993年の
歴史的な「オスロ合意」の瞬間。

握手しているのは
イスラエルのラビン首相と
パレスチナ解放機構のアラファト議長。
仲介したのはクリントン大統領でした。

このとき決まったのが
パレスチナの自治で、
1948年のイスラエル建国によって始まった
追い出されたアラブ人との戦いも
ようやく集結するかと思われました。
握手した2人はその後、
ノーベル平和賞も受賞していますね。

ところが、その後、ラビン首相は暗殺され、
イスラエルとパレスチナの衝突は
再燃していきます。

やがてガザ地区に
ハマスという過激派組織が誕生したことで、
イスラエルはたびたび
軍事攻撃を繰り返すことになります。
2023年のハマスによるテロも、
そんな対立の延長にあったわけですね。

ようやく「和平案」の第一段階が始まり、
残っていた20人の人質が解放。

その間にガザでは
6万7000人以上の人間が命を落とし、
都市は完全に廃墟と化していますから
代償はとんでもない話だったのですが、
やっとのことで、
この馬鹿げた争いが終結するのか。

そうなることを期待したいですね。

トランプ大統領の言う
「和平案」の第二段階は
「ガザの再興」だそうですが、
そこまでたどりつくのは
次のステップとなる
「イスラエル軍の撤退」も含めて
ハードルはいくつもあります。

平和になってしまえば責任をとらされそうな、
ネタニヤフ首相の動向を含め、
まだまだ先は長い道のりになるそうですが、
まあ、それでも帰ってきた人質の方々は
ご苦労様ですよね。

2年間もテロ組織に監禁されるのは、
さぞ辛かったろうと思うのですが、
もう2度と起こってはいないこと。

たくさんのことに失敗しているトランプさんですが、
これとウクライナだけは、
とにかくしっかりやって、
来年ノーベル平和賞でもなんでも、
もらえばいいんじゃないか。

私欲も大勢の役に立てば、
それはそれで素晴らしいことではあります。

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