帝国ホテルの始まりの話

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11月20日はホテルの日……とのこと。

1890年の11月に、
海外のVIPを迎えるために建設された
東京で最初のホテル
「帝国ホテル」が開業したことを
記念しているのだそうですね。

帝国ホテルは11月3日に落成。
20日に竣工式が行なわれています。
今年は135周年で、記念のイベントも
行なわれているようです。

明治維新を経て、世界への扉を開いた日本。

その日本の首都となった東京に、
海外から訪ねてきた来客を
迎える施設がない……と考えたのは、
「鹿鳴館」も建設した
井上馨外務卿(外務大臣)。

彼の呼びかけで
日本のビジネスを牽引していた
渋沢栄一と大倉喜八郎が出資し、
ホテル事業を創始。

初代会長には、渋沢さんが就任。
それで先日紹介した、
コルクによる肖像など、
たくさんの展示も行なわれているわけです。

その後、1919年には
火災によって全焼。

その後つくられた
フランク・ロイド・ライトによる新館は、
関東大震災や東京大空襲も
乗り越えました。

それからも何度か建て替えは
行なわれています。
現在は2016年に作られたタワーの
改築が始まっていますね。

まあ、編集時代から
私もたびたび、この場所を利用してきました。

1室を事務所のように
使っていた先生もいましたし、
広間で開催された記念式典に
参加したのは数知れず。

それ以上にいろんな打ち合わせやインタビューを
ラウンジで行なってきました。

やはり歴史のある場所では、
大事な話もしやすいもの。
編集者さんにも著者さんにも、
優先的に使う方は多いですね。

もっとも最近はリモートが多くなり、
ホテルでの取材は少なくなっています。

それでも、リアルで雰囲気を味方にできる
素晴らしい場所であることは確か。
これからもお世話になっていきたいですね。

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