これが飲めるの?……冬の華

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こんな寒い時期に
美しく開花する花……といえば、
こちら。

かなりの大木になっていましたが、
おそらくは「サザンカ」の花。

ときどき「寒椿」と間違えるのですが、
サザンカのほうが、白かったりピンクだったりと、
バリエーションは多そうですね。
花はちょっとヒラヒラした感じです。

それでもツバキの親戚で、
大きな家の庭などによく見かける冬の花。

すると人工的にツバキから作られた
栽培品種なのか……と思ってしまうのですが、
じつはサザンカはツバキと同様、
山に自生する植物とのこと。

中国、日本、台湾、インドネシアと、
南東アジアに元から生えていたそうです。

それでこのサザンカ、漢字でどのように書くか
ご存じでしょうか?

山茶……つまり、山のお茶。

中国語では「サンサカ」と言うそうですが、
これが「サザンカ」の
語源にもなっているそうなんですね。

ということは、
「お茶」にできるのか?

できるんだそうですね。
葉っぱを煮込んだりすれば、
普通に茶をだすことができるとか。

もっとも味は微妙で、
あまり飲む人はいないのですが、
その昔は薬として
よく使われたとのこと。

同じようにツバキからもお茶ができるそうですが、
人の暮らしとは昔から
密接に関わっていたんですね。

ちなみにこの木にくっつく毛虫として、
チャドクガという蛾の
幼虫が知られています。

これ、「茶色い毒のある蛾」ではなく、
「山茶につく毒の虫」だから
その名がついているそうです。

花に近づく際は、
ちょっと注意が必要ですね。

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