編集の基本、ニトリの「組立説明書」は侮れない!

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「春分の日」だった本日ですが、
引越しのドタバタでまったく、
お彼岸の準備を忘れていましたね。

そういえば「ぼたもち」も買ってなかったけど、
明日にどこかで買えるだろうか……。

新居での仏壇……も、
マンション住まいになったこれから、
考えていかなければいけないのですが、
こちらはその前に生活必需で
「ニトリ」で購入してきたレンジ台です。

なんせ電子レンジやトースターの居場所が固定できないと、
ガスコンロなども現状、使えなかったので、
仕方ありません。

でも、これを組み立てていて、
「すごいな」と感動したのが、
ニトリの「組み立て説明書」です。

たとえば、こちらのページですが、
木枠を左右はめて、ネジで固定し、
向きを変える……。

この手順を一つひとつ、
「別の工程」として、
それぞれ図解しているんです。

何がすごいって、これ普通のマニュアルだと、
全部を一図にまとめてしまいますよね。

結果、「あれ、どこにネジを固定するんだろう?」と、
わからない部分が出てくるのですが、
これは「向きを変える」ことまで別図にし、
読者に不明点が出ないようにしているわけです。

これ、編集者が非常に優秀なのですが、
通り一遍に説明するのでなく、
おそらくはちゃんと自分が組み立てながら、
原稿を作っているのだろうなと思います。

私は20代でビジネス実用書の編集者になったとき、
よく昔の社長に言われました。
「ものごとの手順を説明する部分では、
ちゃんと自分が読者の立場になり、
一つひとつ実践できるかをよく確認するんだぞ!」と。

経理の本でも、あるいは開業の本でも、
パソコンの本でもお片付けの本でも……。
すべて同じなのですが、忙しい編集者は、
何も考えずに、著者からの原稿を
そのまま本にしてしまいます。

でも、専門家であり、
手順に慣れている著者の説明は、
読者には不親切なこともよくあるんです!

結局「説明がわからないよ」ということで
読者に不満になり、
場合によっては本の売上にも影響します。

だから常に読者の立場で、
「この説明でわかるだろうか?」と
考える視点が大切なんですね。

そんな「わかりにくさ」を払拭し、
過剰なくらいに懇切丁寧なニトリの説明書。

図版はものすごく多くなり、
制作費も高くなりますが、
結果は成功につながっているのではないでしょうか。

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