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「光り輝く正義の神」の海
- 2026/4/16
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アメリカとイランの戦争は、
まだ再協議で決着のついていない状態ですが、
重要なホルムズ海峡は、
現在はアメリカが「逆封鎖」を始めたとのこと。
早く日本にも来る船が
通行するようになってほしいものですが、
この長く話題になっているホルムズ海峡……。
じつは「神様」の名前が、
起源になっていたことをご存知でしょうか?
ホルムズ←オルマズ←アル・マズ……。
想像するのは難しいのですが、
「アフラ・マズダ」という神様の名前が
語源になっているんですね。
アフラ・マズダとは
ゾロアスター教の最高神で、
悪を打ち払い、世の中に正義をもたらす神。
紀元前1200年くらいに
ゾロアスター(ツァラストラ)という人物が
確立したとされ、
ペルシャ人がペルシャ帝国を建国してから
イスラム教がこの地に入ってくるまで、
一貫して国の中心的な宗教でありました。
その特徴というのは、
「拝火教」と呼ばれるように「火」を
信仰対象とするもので、
正義と平和を重んじ、他宗教にも寛容なもの。
アフラ・マズダは、
「光輝き、純粋で、甘く香り、善を成す」
と称されるそうですが、
仏教における「大日如来」のルーツになったとされ、
教義はユダヤ教やキリスト教、
あるいはイズラム教にも大きな影響を与えました。
そして「ホルムズ海峡」の語源は、
この海峡を10世紀の頃に統括した
ホルムズ王国の都市ホルムズに由来しています。
ホルムズにはずっと
神様の名をつけた港湾都市があり、
ヨーロッパからも中国からも、
多くの冒険者たちが訪れていたんですね。
実際、マルコ・ポーロにイブン・バツータに、
鄭和など、多くの著名な冒険家が
この地のことを記しています。
今はイランやインドの一部にわずかに残る
ゾロアスター教の人々は、
風葬や鳥葬を行なう、
不思議な人々として知られています。
けれどもその昔に目指したのは、
差別のない平和な世界。
そんな平和な状態が、
この地に早く戻ってくるといいですね。




