
6月17日の午前11時は、
待ち構えたようにテレビの前に
鎮座していました(笑)
大谷翔平さん……ですね。
ドジャーズに入って初、
663日ぶりの投手としての登板。
通常ではマイナーで行なう調整の登板であり、
投げたのは初回の28球だけ。
その間にヒットを2本打たれ、暴投もあり、
パドレスのリーダー、マチャド選手に
犠牲フライを打たれて1点を失いました。
それでも急速は160キロを超え、
投球を終えたあとは、打者に専念。
自身で2本のタイムリーヒットを打ち、
試合を勝利に導いています。
考えてみれば、エンゼルスの頃に
私たちがよく見ていた光景。
いままで投げていたピッチャーが打席に立ち、
普通に打って大活躍する。
でも、優勝を狙い、現在も地区トップにいて、
強打者がずらっと揃っているドジャーズで、
やっぱ同じようにそれやるんだね(笑)
ちょっとこの光景に感動すらしてしまいました。
日本は本当に、
すごいアスリートを輩出したものです。
先の1点を入れたマチャド選手、
じつは審判の判定により、
空振り三振を免れた経緯がありました。
これがスウィング判定だったら、
大谷さんは無失点で登板を終えることができたろう。
そのマチャド選手が守っている3塁に、
大谷さんは打者として進塁する機会がありました。
そのとき彼は聞いたそうです、
「マチャドさん、あれ振ったよね?」
「何にせよ、有利な判定は利用するよ。
そっちも同じでしょ?」
そんな会話をして、笑い合ってハグしたとか。
その状況は放映もされていました。
その後、
「彼は厄介だが、楽しい存在だ。
この当番は小さなサンプルに過ぎない。
この先、彼と対戦するのが楽しみだ。
きっと楽しい戦いになる」
そんなコメントを出しているマチャド選手。
この方、名選手ではあるものの、
素行の悪さがたびたび問題になる
ガキ大将的な選手ですからね。
いかに大谷翔平という常識外の選手を
敵までが「面白い存在」として認識し、
歓迎しているかがわかります。
日本のうまくいっていない各業界に
こんな常識外の人が1人でも出てくれば、
きっと活性化はもたらされるんだなと
改めて思いますよね。
あらゆる業界のあらゆる人が、
もっと大谷翔平さんのような存在になることを
目指すべきなのだろう……。
まあ、言うは易しだけど、
でも1人例がいるってことは、
大きな希望になりますよね。
頑張ろう!