「好きなこと」をやり続けられる仕事とは?

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「ロッキング・オンの理念とは、そういうことです」
「音楽という素晴らしい表現とより
いっそう出会える場を作り、
その自由をさらに謳歌することです」

こちらはロックの評論家であり、
ロック雑誌『rockin’on』の創業者。
渋谷陽一さんによる
ロッキング・オン社ホームページにある言葉。

何より私は、ビートルズの解説を
よく読んでいた記憶がありますが、
14日に74歳で世を去ってしまったそうです。
本当にお悔やみ申し上げます。

私が20代のころは、
『rockin’on』が本当に
全盛期の頃でした。

画像は最近のものですが、
もう亡くなってから30年になるのかという
「ニルヴァーナ」と、
最近、また仲直りして復活したらしい
「オアシス」と……。

まあ、結局そのころのアーティストですよね。

音楽雑誌を編集し、そのかたわらで、
アーティストの紹介を行ない、
ときにはメディア媒体の販売協力や
ライブなどを通したプロデュースを行っていく。

そして「ロックフェス」などの
イベントも毎年、開催するようになりました。

現在は出版事業も、コンテンツ販売の事業も、
さんざんなことになっているのですが、
それでもイベントなど総合的な事業者として
強力な力を持っています。

そんな事業を立ち上げた方なのですが、
最初の頃はほぼ同人誌で、
いつ潰れるかわからないような状態で
会社を運営していたらしい。

でも、「好きなことをやり続ける」という
姿勢からは、まったくブレることがなかった。

そのうえで、時代とともに変わる
音楽ファンの要望に応えられるよう
会社の形を変えてきた。
それが現在まで続いている力の根源なのでしょうね。

渋谷さんは私にとって、
何よりビートルズの評論を
高校生のころから読んでいた人物。

最後までぶれず、
好きなことで好きな人の要望に応え続ける姿勢を、
私たち出版の人間も
あらためて思い出すべきでしょうね。

ありがとうございました!

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