誰が袋に購入した商品を詰めるか?

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画像は「エコパック」ですが、

中に入っているのは食パンや、お弁当、お惣菜など。

こちらは目黒の「成城石井」で買ったものです。

さすが成城石井、というか、

このエコパックがそもそも成城石井のもの

ということもあるのかもしれない。

 

どこの店舗に行っても、

買い物かごにこの袋を入れておけば、

「入れさせていただきます」と

商品の袋詰めをしてくれます。

 

1つひとつの商品をビニールに入れたりもして

「時間効率よりも丁寧さ」を売りにする。

一連の作業の中で、

しっかりと消毒も行なっているようですから、

コロナ禍でもまったくブレることがありませんでした。

以前にも紹介しましたが、他の店だと、

そうではありませんでした。

感染防止のため、

「間接的な接触を避ける」ということで、

店員さんが目の前で凝視するなか、

カウンターで一生懸命に

袋詰めをしなければならないわけです。

 

スーパーのように別な場所へ持っていければいいのですが、

そうでないと、まるでさらしもの。

並んでいる大勢のお客さんに

「まだかよ」と言われている感じで、

ものすごくプレッシャーですよね。

 

「仕方ない、今は辛抱……」と思っていたのですが、

コロナも終盤になると、少し状況が変わっています。

 

「袋詰め、やりましょうか?」と

店員さんが声をかけてくれるところが増えてきました。

ドラッグストアもそうですし、

顔なじみのところだと、コンビニでもやってくれますね。

 

おそらくは消毒をしながらでしょうが、

確かに感染症対策としては

不十分なところもあるかもしれない。

でも、それより

「お客さんを、あまり不快な気持ちにしてはいけないな」

「私たちができることをしてあげたいな」と

サービスの気持ちのほうが

上になってきているわけです。

これは少し嬉しいことのような気がします。

コロナ禍ではいろんなトライ&エラーを

私たち行なってきました。

でも、最終的には人間的な気持ちが

強く出るようになってほしい。

 

そうでないとコロナが去ったあとも、

遠くなった人につながりが

いつまでも戻って来ないかもしれない。

 

あと少しで、この冷たい世の中の流れも終わる。

そう感じながら、少しずつ他人への配慮を

適切な形に戻していきたいです。

 

[コロナ後の未来へ]

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