2023年節分、そろそろ鬼には退散願おう!

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

2月3日、といえば「節分」ですね。
豆まきをする日です。
いつのまにか、1月が終わり、
そんな時期になってしまいました。

コロナが日本にやってきてから、
たぶん私は、節分の日には必ず
豆まきの話をしていると思います。
どうしてかといえば、そもそもこの行事は、
「病魔を払う」という目的があったから。

つまり、古代日本において
「鬼=伝染病」でもあったわけです。
だからたくさんの人が豆まきをした結果、
コロナがやっと退場しつつあるのかもしれません。

そういえばコロナ禍に
「鬼滅の刃」が大ヒットしたのも、
ひょっとしたら、つながっているのかもですね。

そんな豆まきの起源が、画像の
「追儺(ついな)」という行事です。

中国で行なわれていた行事で、
日本でも平安時代までは
宮中などで普通に行なわれていたらしい。

見ると「豆」ではなく、
火で鬼を追い払っています。
さらに絵の中には弓矢を放っている人もいますから、
鬼に扮装する人も命懸けだったかも。

こちらは京都の「吉田神社」で
行なわれていたものだそうですが、
神社の境内から追い出すだけでなく、
京の京都の結界の外にまで追い払っていくそうです。

実はこれが元になって、
「鬼ごっこ」が始まったという話もあります。
立場が逆ではありますが。

でも、この「追儺」という行事、
中国では大晦日に行なわれるものだったそうです。
それが節分の時期にシフトしたのは、
やはり「病魔」との関係でした。

新型コロナ……は、当時なかったでしょうが、
インフルエンザなどは平安時代から
この時期に流行したことが知られています。
なので鬼を追い出す行事は、
必然的に病気が流行る時期に移行したんだそうですね。

ちなみに豆をまくようになったのは、
この行事を民衆が真似るようになってから。
「豆=魔滅(まめ)」という
言葉遊びにかこつけているわけです。
まあ、火をつかったり、弓を放ったりでは、
それこそ事故になってしまいますから。

おまけに大豆を食べることも多少なり、
免疫を高める効果があったでしょう。

まあ、今年で最後にしたい病魔退散。
最後のコロナを追い出せればですね。

関連記事

ページ上部へ戻る