夏に負けない小さなヒマワリ
- 2025/8/17
- できる人研究所

まるで「小さなヒマワリ」が、
たくさん咲いているような可愛らしい花。
何より気になるのは、この花のある場所。
大きな家の庭からは外れているから、
雑草のようにも見える。
でも、こんな雑草あるのだろうか……?
じつはこちら、
栽培品種と雑草の中間のような花。
植えておくと種がこぼれて、
あとは勝手に自生するような
強い植物だとか。
名前はルドベキア・ヒルタ、
というのだそうです。
「ルドベキア」というのは、
なんでも分類学の父であるリンネが、
自分の師匠の名前をつけたということ。
多くは自生していて、
球根が残っていれば、
次の年も生えることができる「宿根草」だとか。
繁殖力が強いので、いくつかの種類は
「特定外来種」に指定されているようです。
じつはこの花、
日本名もちゃんとあって、
その名は
「アラゲハンゴンソウ」というもの。
ハンゴンソウ=反魂草。
「魂に反する」とは、
どういうことかといえば、
葉の形が、
「死者が手招きしているように見える」とか。
「草を炊くと、
煙の中に死者の姿が浮かぶ」とか、
けっこう怖い言われがあるようです。
可愛らしい花のように見えますが、
勝手に増えていく強さに
昔の人は、得体の知れない不気味さも
感じていたのかもしれません。
道端に咲いていないか、
注目してみてくださいませ。