夏に負けない小さなヒマワリ

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まるで「小さなヒマワリ」が、
たくさん咲いているような可愛らしい花。

何より気になるのは、この花のある場所。
大きな家の庭からは外れているから、
雑草のようにも見える。

でも、こんな雑草あるのだろうか……?

じつはこちら、
栽培品種と雑草の中間のような花。
植えておくと種がこぼれて、
あとは勝手に自生するような
強い植物だとか。

名前はルドベキア・ヒルタ、
というのだそうです。

「ルドベキア」というのは、
なんでも分類学の父であるリンネが、
自分の師匠の名前をつけたということ。

多くは自生していて、
球根が残っていれば、
次の年も生えることができる「宿根草」だとか。

繁殖力が強いので、いくつかの種類は
「特定外来種」に指定されているようです。

じつはこの花、
日本名もちゃんとあって、
その名は
「アラゲハンゴンソウ」というもの。

ハンゴンソウ=反魂草。

「魂に反する」とは、
どういうことかといえば、
葉の形が、
「死者が手招きしているように見える」とか。
「草を炊くと、
煙の中に死者の姿が浮かぶ」とか、
けっこう怖い言われがあるようです。

可愛らしい花のように見えますが、
勝手に増えていく強さに
昔の人は、得体の知れない不気味さも
感じていたのかもしれません。

道端に咲いていないか、
注目してみてくださいませ。

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