かつて「聖地」だった新橋の駅!?

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時間があるので久しぶりに寄った
新橋にある神社。

こちら「烏森神社」ですね。
カラスの森ということになります。

新橋の駅に近く、鉄筋コンクリートで固められた
なかなかの神社ですが、
繁華街の中に隠れたように存在するから
じつは非常に気づきにくい。
でも、いつも結構にぎわっています。

その起源は非常に古く、
10世紀の「平将門の乱」が発端です。

このとき朝廷から討伐に派遣されたのは、
藤原秀郷という貴族にして武将。

地元のお稲荷様に祈願すると、
夢に白い狐が現れ、
白羽の矢を授けたそうです。

これで将門を討つことができたので、
御礼に祭殿を造りたいと申し出たところ、
「鳥の群がるところに造ってほしい」
と言われたとか。

そこで秀郷は、当時、
砂浜の海岸であった新橋にある
カラスが集まる森に神社を建造したとか。

これが烏森神社になった……とのことです。

でも、なぜ狐なのに鳥?
しかも白い羽を渡しながら、カラス?

いろいろ謎めいているのですが、
江戸時代には中心地に近いこともあり、
町民が毎日のように
お参りに来る神社になったとか。
明暦の大火の際にも焼けなかったということが、
評判を高めたそうです

なので東京に住んでいる方は、
一度は行ってみるといいかもしれませんね。

ただ、平将門を御神体にしている
神田明神さんとは対極になりそうだから、
一緒にはお参りしないほうがいいかも。

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