「芋ようかん」の仕事術

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昨日は浅草の話をしましたが、
こっちへ来ると必ず買わされるのが、こちら!

外国人観光客の間をねりながら、
意外に空いていた仲見世通りの
舟和ショップで買いました。

「芋ようかん」ですね。
舟和の定番。
800円くらいで5個入っているものです。

我が家も長く東京にいますから、
「家族が好き」ということで、
子供のころから食べています。
浅草よりは、渋谷の「のれん街」で
買うことが多かったですかね。
今でも場所を変えて運営しています。

舟和というのは、明治35年という
創業120年を超える老舗の会社。

ただ、江戸時代からあったわけではありません。
創業者の小林和助さんは、
浅草で芋問屋をしていたそうです。

そもそも「羊羹」というのは、
日本に古くからあるお菓子。

たとえば「とらや」などは
室町時代からあるのですが、
基本的に貴族や武家などの
上級層しか食べられなかった高級品だとか。

なんせ砂糖や小豆が貴重品だったわけです。
明治の頃にも、庶民はなかなか
食べられなかったらしい。

そこで庶民でも手軽に食べられる羊羹を
……ということで、
発明したのが「芋ようかん」だとのこと。

さつま芋を1本1本手で皮をむき、
少しの砂糖と少量の食塩で
素材の甘さを生かして、
スィーツとして完成させた……。

よって羊羹と異なり、
賞味期限は2、3日と非常に短いのですが、
新食感のお菓子は大評判となり、
現在まで長く愛されているわけです。

この芋ようかん、材料が
「芋、砂糖、塩」とシンプルで、
着色料、保存料、香料などは一切、
使用していないとのこと。
だから離乳食にも使われたりするんですね。

世の中にはたくさんのスウィーツがありますが、
こうしたシンプルな味は、
長く残って欲しいものだ……。

またいずれ買いに来ましょう!

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