
「こんな世の中を生き抜く武器は、
愛の仕業しかありません。
この世のすべての問題を解く鍵は
愛です。
愛があれば、戦争なんか起こりません」
こちら91歳の人生をまっとうされたそうです。
美輪明宏さんの言葉ですね。
世の人への最後のメッセージとして、
HPで公開されていたものです。
私も自己啓発の著者や編集者を
している立場。
その言葉には何度も、
本を通して触れてきました。
あらためてお悔やみを申し上げますし、
本当に信じられないですよね。
「いつまでも生き続ける人」のように
勝手に思っていました。
美輪さんのエピソードは数多く、
紹介されていますが、
画像はデビューした頃のもの。
「男性」としてパフォーマンスするときは、
実際、カッコよかったんですね。
「神武以来の美少年」などと呼ばれていたそうです。
1035年に長崎のカフェ(料亭)を
経営する家で生まれた三輪さん。
運命が変わったのは戦争と、原爆の被災でした。
以後、障害「原爆症」にも悩まされていたそうですが、
家は崩壊し、
10代で働きに出ざるを得なくなる。
カフェの手伝いをしていた経験を生かし、
歌手として人気を集めていくんですね。
その頃から、女性でもあり、男性でもあった
美輪さん。
相当に過酷な人生ではあったでしょう。
けれども50年代に「丸山明宏」という
歌手&俳優でデビュー。
60年代には自身で作詞作曲した
『ヨイトマケの歌』や、
親友だった三島由紀夫さんが脚本した
『黒蜥蜴』の主演で大ブレイクしました。
70年代に「美輪」と改名したのは、
三島さんの自死がきっかけだったそうですね。
以後は知っての通り、
ともすれば差別や暴力へ向かいがちになる世の中に対し、
スピリチュアルなメッセンジャーとして
活躍してきました。
まあ、今の断絶が進む不安定な世の中に対し
言いたいことはたくさんあったでしょうが、
私たちも最初から否定することなく、
その言葉の重みを真剣に考えてみることが
必要ですよね。
差別され、虐待され、
それでも逆境に争い続けた、
孤高の人。
そんな立場だからこそ発せられるのが、
美輪さんの言葉なのだと思います。
決して理想ではなく、
賢く生きるために叡智なのでしょう。




