ドラえもんのいない「ドラえもんの時代」

毎週配信メルマガ「賢者の会」通信はこちら

少し前になりますが、9月3日というのは、
「ドラえもん」の誕生日だったそうです。
テレビ朝日では、画像のようなバースデー企画も
催されていたとか。
おめでたいけど、一体何歳になるのだろう……?

まあ、未来から来ているロボットに、
誕生日は変な話かもしれません。
(連載はちなみに1969年に始まっています)

でも、この誕生日は、どういう設定で決まったのか?

まず、実はこの誕生日、一度変更になっています。
それは「日にち」ではなくて、「年」の部分ですね。

私が最初に漫画を読んだ小学生の頃、
ドラえもんの誕生日は2012年9月3日でした。
それが現在は、
「2112の9月3日」になっているんですね。

理由はすぐにわかるでしょう。
そう私たちは初期設定における
「ドラえもんが製造された時代」を
すでに超えてしまったわけです。

なのにドラえもんはまだできていない。
まあ、正確には少し2012年になる前でしたが、
未来が創造に追い付かなかった……ということで、
誕生は100年先に変更されました。

ドラえもんはそもそも大量生産された
猫型ロボットの1つ。

「耳をネズミに齧られて青くなった」
なんていう特殊設定はありますが、
誕生日=製造日で、特別なものではありません。
(ちなみに私が子供のころ、
「ネズミに食べられた」となっていた設定は、
今は「ネズミ型ロボットが耳を破壊した」となっているとか。
「未来の家にネズミなんていないでしょ」と。
まあ、そりゃそうですよね)

ならば、9月3日は何の日だったのか?

この数字、じつはかつての10歳児の平均身長、
129.3センチの、
最後の部分をとったものだったんですね。
70年代くらいの基準でしょうか。

ところが現在、10歳児の平均身長はというと、
男子で137センチくらいだとのこと。
10ヶ月くらいでまだ129.3ならば、
「小児科に相談ください」とあります。

この点でも私たちは、ドラえもんの時代を
すでに超えてしまっているんですね。
なんか悲しい……。

1つだけ、ドラえもん設定の未来に、
現実が近づいていることがあります。
それは「未来道具」の話。

むろん「ドラえもんの持っている道具」など、
何一つ2024年でもできてはいません。
ただ、現状が近づいているのは、
その使用のされ方です。

ドラえもんがポケットから、
節操なく出してしまう道具。
それって、購入しているのだろうか?

あるいは未来には、「お金」そのものが消滅し、
誰でも自由に道具を使用できる
経済なき社会が実現しているのか?

そうではありません。実はあれ、
ほとんど「レンタル」なんだそうですね。

つまり、皆が使用している道具を
会員制のような形で取り出して、一定期間使用する。
ようはシェアエコノミーを、
ドラえもんの設定では予測していたわけです。

なるほど、そんな世知辛い部分だけは、
現状が未来に近づきつつあるかも……。
やはり藤子不二雄先生、恐るべきなのか。

ドラえもんみたいなロボット、
早く世の中に登場してほしいですね。

関連記事

ページ上部へ戻る