身につけたい「自然」の逞しさ

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家の前の植え込みの中、

黄色い花が見事に開花しました。

「なんか黄色い花が咲いたみたいだね」

母親に知らせると

「えっ? そんな花、植えていないよ……」

 

何だ雑草だったのか?

確かに花はよく見ると、タンポポのような感じがする。

ただ、大きさは1メートルくらいで、

並びにある他の草木と

ほとんど遜色ない様子で混ざっています。

調べると「ノゲシ」という花らしい。

 

基本的には外来種の雑草ですが、

起源は古く、有史以前から日本に定着しているとか。

 

じつは麦などと一緒、

日本列島に人が来るのと同時に渡ってきた植物のようです。

だからなんと「食べられる」とか。

そうしたい気持ちには絶対になりませんが……。

「ケシ」といっても「芥子」とは関係なく、

見た目通りタンポポの仲間。

生命力が強く、

コンクリートの隙間などから

たくましく伸びているのは、

この植物であることが多いようですね。

いずれにしろ花壇の中にしれっと混じって

「皆さん、こんにちは」と

堂々と居座ってしまう厚かましさ。

 

少し腹も立ちますが、

4月になって新しい環境で仕事を始めたり、

学校などで新しい人間関係ができたり。

案外と私たち人間に必要なのも、

この種の逞しさだったりします。

本当は雑草に過ぎない、大した力もなければ、

学歴や、生まれの良さがあるわけでもない。

 

でも、「みんなの仲間だよ」なんて

物怖じしないで、対等にぶつかってみる。

それで打ちのめされたら、

また方法を変えて挑んでみる。

そういう強さを私たちも持ちたいですね。

 

[効率無視の仕事術]

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