感染症とマザー・テレサの話

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「私のための晩餐会は不要です。

その費用はどうか貧しい人々のためにお使い下さい」

 

こちらはマザー・テレサが、

ノーベル平和章を受賞したときの言葉。

ハンセン病などの感染症に苦しむインドで、

心のケアなどの活動に力を注いだことが評価されての受賞でした。

それから半世紀、

新型コロナウィルスの流行によって、

再びインドが大変なことになっています。

1日の感染者が40万人を超え、

日本人も犠牲になりました。

病院も足らず、かなり大変なようですね。

かつてのインドは、

それこそマザー・テレサが活躍した時代から

「感染症の宝庫」と呼ばれていたそうです。

ハンセン病のみならず、コレラに赤痢に、

マラリアにデング熱に結核に……と、

あらゆる感染症が存在している。

 

ガンジス川などを見ても、

決して「衛生環境がいい」とは言えなそうですものね。

媒介する虫なども

ジャングルにはたくさんいそうです。

 

でも、そういう「感染症大国」の環境を見直すよう

近年は努力して対策を練ってきたとのこと。

だからインドは現在、

「ワクチン製造大国」と言われるくらい

あらゆる感染症のワクチンを開発しているそうです。

新柄コロナウィルスに対しても、

アメリカやイギリス、中国などと並んで

逸早くワクチンを生み出していたんですね。

ところが、

その「ワクチンがある」という安心感が、

今回の感染拡大を招いたそうです。

 

つまり、「感染を抑えていた」という認識で

ガンジス川のお祭りなどが始まってしまった。

「私たちはもう大丈夫」という感覚で、

集団が密になって沐浴をした。

 

その結果、「いままでの常識」では

抑えられない感染力を持つ変異株が

急速に広まったと考えられているそうです。

これ、日本人もあながち、他人事じゃあないですよね。

 

大阪などで広がっているのも変異株と思いますが、

「これまで抑えてきたから、大丈夫だろう」

なんて感覚だと、

「いままでより強いウィルス」が来たときに

対応できない。

 

「つねに感染症は変化していく」と

いうことを頭に入れ、

たとえば経営者だったら

「少し増えてきたから、会社を休みにしよう」なんて、

臨機応変に判断することが重要になっているわけです。

ちょっと我慢するだけで、

またすぐに状況が改善することもあるでしょう。

逆にクラスターなどが起こると、

かなりのマイナスを余儀なくされるかもしれません。

 

基本は本当にマザー・テレサの言葉どおり。

「誰のための仕事なんだ」とか

「誰のためのレジャーなんだ」という

根本に立ち返ることでしょうね。

 

[コロナ後の未来へ]

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