「人間だけができること」って何だろう?

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「霊長類のなかで人間は、

唯一、『家族』という手段を作った」

 

こちら霊長類学者であり、

数多くの書籍を残している

河合雅雄さんの言葉。

 

14日、97歳にして

老衰でお亡くなりになったそうです。

お悔やみ申し上げます。

☆

河合先生は、京都大学教授にして

「日本モンキーセンター」の創設に尽力し、

日本の「サル学」を牽引した人物の1人です。

 

何より人間がつくっている「文化」と

ほぼ同等なものを

ニホンザルなどが作り上げていることを発見し、

世界中に衝撃を与えました。

「私たちはサルの時代から、

どれだけ進歩したんだろう?」と

大きな疑問を投げかけた方なんですね。

☆

すでに古典と化していますが、

画像は懐かしい、立花隆さんの

『サル学の現在』。

河合雅雄さんをはじめとする

「サル学」の研究者たちの

インタビューから生まれた本ですが、

私もかつて衝撃を受けたことがあります。

 

愛憎による殺人事件とか、

政治的な理由で起こる戦争とか。

それらは人間が文明社会を築き、

自然とかけ離れた存在になったから

起こるものと思っていました。

 

ところがサルの世界で、

そんなことは日常茶飯事でもあるわけです。

人間の欲望は、

どこまでいってもサルの頃の姿から

そう変わっていないのかもしれない。

☆

変わっている部分があるとすれば、

むしろ「豊かさ」や「心の満足」を

追求できる部分ではないか。

 

たとえばゴリラなどの「ハーレム社会」や、

チンパンジーのボノボに見られる

「乱婚社会」は、

強い遺伝子を残したり、子育てを容易にするための、

ある種、効率的な社会体制でもあるわけです。

 

ところが人間は、弱くても家族単位で生き、

他の家族を尊重し合う

「個」を認める社会を作りました。

人間を人間たらしめるものは、

「他者を尊重できること」にあるわけですね。

 

興味ある方は

ぜひ本など読んでいただきたいのですが、

優れた頭脳が世を去ってしまうなかで

「まだまだ私たちには

知らなければいけないことがあるなぁ」

と感じます。

 

[Words of Wisdom〜君はこの言葉を知っているか?]

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