アオスジアゲハの仕事術

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最近は家の近くで

チョウをよく見かけるようになりました。

緊急事態宣言の最中、小さな来客は、何となく嬉しいですよね。

 

蝶の中でも、とりわけ私が遭遇して嬉しい種類に

「アオスジアゲハ」というやつがいます。

 

近くに生えている、たぶんユキヤナギか?

その辺を飛んでいた

今年初のアオスジアゲハ。

スマホの写真ではよくわからないので、

隣にイラストを付けておきました。

なんせこの透明感のある

ブルーの模様が特徴的です。

どういうときに、この青いラインが

役に立つのかわかりませんが、

人の目には爽やかに映ります。

 

とくに水辺を何匹かで飛んでいる姿を見ると、

清涼感がありますよね。

じつは見かけに反して

非常に生命力の強い蝶だとか。

 

クロアゲハなどが都会で少なくなっているのに比較し、

こちらの蝶は、意外と東京の真ん中でも

繁栄しているとのことです。

確かに港区でも見ない年はありませんね。

 

なぜかといえば、

幼虫が育つ「クスノキ」という木に

関係しているそうです。

このクスノキは、

「カンフル」という成分を持っていて、

これは「天然の防虫剤」と呼ばれているとのこと。

実際に「樟脳」の元となり、

衣服の保存剤としても使われていたんですね。

 

なので通常の虫は、

このクスノキの木を避ける……。

ところがアオスジアゲハの幼虫だけは、

クスノキの葉を食べるように特殊進化しました。

 

だからライバルが少ないということで、

生存競争に勝ち抜くことができた。

人が嫌がるものを受け入れることで

この美しい姿を手に入れたということで

なかなか立派な蝶ということなんですね。

ビジネスの成功者にも通ずるかもしれません。

 

なのでぜひ、この姿を見かけたら、

じっくり観察して讃えてあげてくださいませ。

意外と簡単に

つかまえることができたりしますが、

そんなことはしてはいけませんよ。

 

[効率無視の仕事術]

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